前回の続き。。「クワーン」の部屋から聞こえてきた日本人男性の声。俺は何も言わずに黙ったままこの場を立ち去った。あぁ。。なんとも言えないこの気持ち。今思えば俺が入る時、アパート入り口のサボり守衛も苦虫を嚙み潰した様な複雑な表情をしていた気がする。「今はダメ
第5章
【第142話】 サプライズ失敗
前回の続き。。事件の日以降、連絡を取らなくなった俺と「クワーン」しかし俺は自分の気持ちを抑えられなくなりクワーンのアパートへのサプライズ電撃訪問を決行。きっとこれで以前の様な関係に戻れるはずだ!土曜日、15時頃にクワーンのアパートに到着。アパート入口の守衛
【第141話】 サプライズ決行
前回の続き。。’’敗北の3本線’’ を顔面に刻まれてから2週間が過ぎた。あの日以降、俺からは一度も「クワーン」に連絡をしていない。あの怒りっぷりからすると彼女が俺の住むコンドに乗り込んで来るのではないか?とも思ったがその超最悪の事態は間逃れている。でも流石に
【第140話】 敗北の3本線
前回の続き。。忘年会のあと「クワーン」の部屋で起きた事件。いや、事故と言ったほうがいいのだろうか。。20回以上の電話に出なかったことで浮気を疑われた俺の顔面にクワーンのツメがクリティカルヒット。あの有名なアディダス ’’勝利の3本線’’ ならぬ’’敗北の3本線
【第139話】 絶体絶命
前回の続き。。包丁を突き付けられながら「クワーン」に怒鳴られる。「他の女と一緒だっただろ!」「やったのか?」「あ’’ぁっ?!」その状況にビビり倒し、一歩も動けない俺。。いや。。確かに先輩達とカラオケには行った。でもその場限りを楽しんだだけでそれ以外は何も
【第138話】 鬼に包丁
前回の続き。。会社メンバーで開催された忘年会の2次会へ出発。soi39の内側に向かってシーロー(軽四輪)で移動。ボォオオオオォ~~ッン!このシーローと言う日本には無い乗り物を使い皆で移動する時って結構テンションがあがる。トゥクトゥク同様、爆音仕様なのが良い感じ
【第137話】 バンコク忘年会
前回の続き。。2002年もあっと言う間に12月を迎えた。この時期になるとタイでも日本と同じ行事が発生。いくつもグループがあり、開催が3回、4回となる読者様も多いであろう。。ザ・忘年会。年度〆もあり仕事の忙しさがピークを迎えていたが今週の日曜日は全員で休めそうな雰
【第136話】 尽くされていた
前回の続き。。「クワーン」と初めて同伴した『クラブ愛』ここで突然知ったチーママからの情報は正直驚いた。クワーンは店に罰金を払っているそう。。クワーン自ら罰金を払ってまで俺と会うことを優先にカラオケ仕事を休んでいることを知ったからだ。しかも仕事を1日休むと1,
【第135話】 同伴出勤
前回の続き。。’’都合の良いオンナ’’ 「クワーン」いつでも俺の都合で会いたい時に会えるクワーンとは言え、一度だけ切にお願いされたことがある。それはクワーンの勤め先、タニヤ『クラブ愛』に「同伴出勤して欲しい」と言うことだ。同じクラブ愛で働く友達に見栄を張り