前回の続き。。2000年12月 タイランド『ドンムアン空港』今日初めてタイに来た俺達をアテンドしてくれる「Yさん」と無事に合流することができ、ひと安心。駐車場にクルマが停めてあるとのことで移動する。その駐車場で、ある光景に驚いた。なんと枠内に駐車してあるYさんの
第1章
【第8話】 ドンムアン空港
前回の続き。。2000年12月。タイ現地視察に同行する「I先輩」と「M先輩」俺達3人ともにタ〇コを吸うのだが、搭乗する前に「6時間も我慢できるかな?」なんて心配もしたけど機内で席が横並びになり、色んな話をしていたらあっという間に時間が過ぎた楽しいフライトだった。
【第7話】一体何があったの?
前回の続き。。2000年末。俺が自ら会社側に「タイに行きます」と伝えたことは直ぐに社内で大きな話題となった。同じ部署の先輩から「よくぞ志願したw」と言われ後輩からは「俺さんが居なくなると寂しいなぁ」と両極端な感想だったが全員共通していたのは ’’驚き’’って
【第6話】 ターニングポイント
前回の続き。。タイ駐在員募集の話が出てから数週間が過ぎた。依然として何の進展も無い。従業員が減って仕事が激務になったのみ。いや、水面下では色々決まっていたかもしれないが俺は他の社員と同じく完全に無視を決め込んだ。予定人数が集まり駐在員募集が締め切られるこ
【第5話】 見くびり
前回の続き。。会社側の都合でタイに長期出向するだと?そんなの誰も選ばれたくないよな。。国内の転勤命令だとしても嫌なのに海外だって?それはあり得ないゼ。。まだ子供も小さいんだから。。このとき会社にきちんとした ’’労働組合’’ があれば話の展開もずいぶんと変
【第3話】 倒産&買収
前回の続き。。2000年。バブル崩壊後の失われた10年間と揶揄されてたころ。前回までに紹介した通り、俺の勤めている会社も景気停滞の影響をモロに受け、売り上げが急降下。社員の間では「会社が倒産するぞ」と噂が広がりここ1年半くらい常に変な空気が漂っている。しかし遂に
【第2話】 仮面夫婦
前回の続き。。1999年。なんだかんだで勤続10年を迎える。会社ではひと通りの作業や管理ができるようになり世間一般の会社で言うところの ’’中堅’’ となった。少し責任のある立場になり仕事の難しさが増したが会社では相変わらずの人間関係に助けられながら持ち前の明る