前回の続き。。

深夜4時。。スクンビット soi 23。

消灯後の怪しいマッサージ屋の軒先に立つ俺。

またまた酔っ払ってケータイ電話を紛失した俺は
自分のケータイに電話を掛けて取り戻せないかと
客引きをしていたマッサージ嬢との取引に応じた。

その取引内容とは。。


「マッサージするなら電話を貸して、あ・げ・る♡」


マッサージとはもちろんスペシャルマッサージ。

俺の予測では込み込みで1,500バーツ。。

いや、バンコクだから2,000と言ってくるかも。。

そうきたか。。

料金はさておき、この女性は間違いなく女性だが
少々歳はイッてるように見える(40歳過ぎ)

中肉中ぜ。。いや、下腹がだいぶポッチャリ。。

暗闇だから顔はハッキリ見えないが明るい場所だと
目の前を素通りするのは間違いないだろう。

いわば普通のオバちゃん。

でも俺のお願いを聞いてくれたから敬意を払い
一応ここでは「熟女」と表現させてもらう。


美熟女「アナタの電話番号は何番と?」

俺  「XXX-XXX-XXXX」

美熟女「見つかる確率は50%50%やけん 555」

俺  「ですよね。。」


プルルルル。。プルルルル。。


美熟女「お、呼び出しちょるわ 」

俺  (やった!頼むっ!電話に出てくれっ 

美熟女「ハローォ♡」

俺  (お!出たっ!!)

美熟女「な~んてね 555」
   「ベーーーッ  555」※舌だし

俺  (チィッッ)


プルルルル。。プルルルル。。


年増「ハローォ? 」

俺 !?

年増「その電話の持ち主たい」
  「。。。カァ、カァ 」
  「ここまで届けてくれへん?」
  「。。。カァ、カァ。。 」 
  「場所は。。カァ。。」
  「はーい。サワディーカァ~ ♡」


ピッ・・


俺 「ど、どうだった??? 」

年増「ここまで届けてくれるたい 」

俺 「マジで!?」
  「ありがとー!!!」

年増「今、ノンタブリー辺りに居るから
   メーター代 + 500バーツ言うとーと」

俺 (しかも格安っ!涙っ)

年増「1,000とか2,000 でも安いばい」

俺 「ですよね!2,000バーツ渡します」

年増「SPマッサージ代も忘れたらアカンよ 555」

俺 「。。ちゃんと電話が戻ってきたらね」


こうして年ま。。いや、この美熟女と
軒先で雑談しながら待つこと約1時間。。


俺がナームと乗っていたタクシーが目の前に!


タク「やっぱりな、兄ちゃんのこと覚えてたよ」
  「吐くんじゃないか?ってヒヤヒヤしてたから」

俺 「ホントに助かりました」
  「コレ。。(スッと2,000バーツ)」

タク「お、こんなに良いのか?」
  「チョークデイ~」※幸運だ

俺 「コップン カッポォン(合掌は額の高さ)」

。。。


奇跡的にケータイ電話が手元に戻って来た。


前回の紛失時に続き運ちゃんが良い人で助かった。

そのタクシーを見送った後はコッチの処理を開始だ。


俺 「ありがとう!(ハグっ)」
  「戻って来たヨ~ッ!」

年増「良かったな ♡」
  「さ♡ 上がるばい♡」


ジャーーーッ・ガラガラガラ・・


勢いよくシャッターを開けた時点で俺は観念。


俺 「わかった。。行こう」


暗いフロア、マッサージ嬢の後ろをついて歩く俺。

店舗に入って2階に上がる階段前で照明オン。


カチッ・・


目の前に現れた真っ赤なチークの年増マッサ嬢。

助けてくれたのは本当にありがたいのだが。。

俺は立ち止まってしまった。。


年増「ん?なんばしよーと?」

俺 「。。。いや。。」
 
年増「なんで上がらんと?」

俺 「なんか安心したら酔いが回って来てサ。。」

年増「アンタ、こすいなぁ」※ずるい

俺 「いやっ  でも。。これお礼 。。」
  (スッと1,000バーツを差し出す)

年増「555 それならよか」
  「体調が悪いんなら明日の朝に来んしゃい 555」
  「可愛がってやるけん ♡」

俺 「か、考えときます(苦笑)」


今日の『俺の26』と「ナーム」との良い思い出を
この年増で上書きされることを俺は避けた。


こうしてフリー1週間の夜が全て終了した


ショボい抵抗(笑)
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【第1話】 俺