前回の続き。。

久々のバンコク『タニヤ』に舞い降りた俺。

1次会　『Club F1』超楽しい！
2次会　『Club M』飛び込みの割にはアリ！
3次会　　地獄の始まり？

俺は知らぬ間に訳の分からないカラオケ店？に
連れて来られて、なんと着席までしていた。

そしてLEOを運んできたひとりのオバチャンが
俺の横にそのまま着席（涙）

しかも自分が飲む用のLEOをチャッカリ持って。

普通は「一緒に飲んで良い？」とか聞くんじゃないの？

更にオバチャンと言ってもパタヤのバービアに居る
太った陽気なノリノリのママさんオバチャンじゃない。

身体つきは細めで髪の長い普通のオバチャン。。

明るい所で見れば白髪も数本混じっているだろう。

最初に「カンパイ」とは言ったが後はほとんど無言。

横に座って ’’宙を見ながら’’ LEOをラッパ飲み。


アカン。。これはアカンよぉぉぉぉお 


俺をココに引っ張って来た男はシャツをまくりあげ
腹をボテッと出し奥でテレビを見ていたオッチャンと
一緒に談笑をしており、その姿はタヌキそのもの。。
※俺をココに連れて来た男。。以下、性悪ダヌキ


【俺脳内】
な、なんだ？！この店は？
在タイ歴15年の俺がこんなのに引っ掛かるか？
まんまと性悪ダヌキに騙された？？？
あ！よく見たらオッチャンの頭に葉っぱが！！
いや、無いか。。
それにしてもコレは無いぜ？非常識だっ！
ここはビシッと言わんとアカン！！
相手が動物でも流石に許せんっっ！！
。。でもトラブルは嫌だな。。
そもそも俺はそういうのが大の苦手じゃないか。。
じゃあどうするっ？  泣き寝入りか？
このままLEOを1本だけ飲み干し退散する？
ん？まてよ。。確かあのオッチャンは
「2人の内ひとりは美人だ」と言っていたな。。
こうなればそれにチャンスを掛けようっ！
もしそれがアウツなら俺は絶対に文句を言う！

ヨシッ！

俺は奥に座っている腹ボテ色黒狸を呼んだ。


俺　「ピーー！！」※タイ語でお兄さん！

狸　「何？」
　　「ワシにも1本オゴってくれるの？ 555」

俺　「いや、そうじゃなくて」
　　「あの。。言ってたヤツ。。ね？」
　　（一応は横に居るオバチャンに気遣って
　　　美人な方を呼んで欲しいとは言えない）

狸　「（あぁっ！）若い方の女やろ？ 555」
　　「ハッキリ言いなや～ 555」

俺　「俺が2人とも相手にするよ（キリッ）」
　　「コロナ規制解除祝いやでぇっ（笑）」

狸　「さすが兄ちゃん！エ〇いなぁ 555」
　　「ついでにワシも一緒に座ってええか？」

俺　「ダメ～（笑）」

狸　「やろな 5555」
　　「ほな上（2階）行って呼んで来るわ」

俺　（コクッ。たのんだぞ）


綺麗どころが来るとテンションもあがるだろう。

今は底辺中の底辺を見ているから更に増し増し。

しかも狸は最初言ってなかったが「若い」だと？

若い時は綺麗だったとかそんなオチじゃないんだ。

良いじゃあないの（ニヤリ）


ヨシ、この細いオバチャンもちょっとイジってやるか。
※細いオバチャン。。以下、細婆


俺　「ココで働いて長いの？」

細婆「COVID（コロナ）になってから来た」

俺　「あー、そうなんだ（コロナのあと？）」

細婆「アナタはタニヤによく来るの？」

俺　「いや、パタヤから遊びに来たんだ」

細婆「ふーん。。」

俺　「。。。」


話が全く盛り上がらない。

しかもなんだ？

コロナになってから働いてるだと？

普通コロナになったから辞めるんじゃないの？

逆やんっ！


そして約3分後。。

奥のすだれの様なカーテンの向こうから
リアルピノキオみたいな女のコ？が
自分の飲むであろうチャンビールを持って
コチラに向かってヒョコヒョコとやって来た。


んもぉぉぉぉおおぉぉ～っ！！涙


一体なんなんだこの空間は！？
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1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m
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【第1話】 俺