前回の続き。。

コロナ規制緩和初日の夜、俺は『タニヤ』に来た。

ひと通り遊んでBTSで帰ろうとシーロム方面に向かい
歩いていたら謎の男に声を掛けられた。


謎の男「会長っ!!」

俺  「わっ!びっくりした(汗)」

謎の男「こんな記念すべき日にもう帰るんでっか?」


なんとも胡散臭い、タイ人の男が登場。

しかも社長を通り越して会長だぁ?

。。でもこれはちょっと面白いじゃん(笑)

そして俺は最近では滅多に来る機会の無い
この周辺の情報収集も兼ね、話を聞くことに。


俺 「でもオッチャン?規制でもう閉店でしょ?」

男 「555 普通わな(ニヤッ)」
  「ワシのところは今からが本番でっせ」

俺 「えー?本当に?」

男 「直ぐ近くやから行こうや~」

俺 「いや、止めときます(笑)」

男 「そんなこと言わんと 555、な?」

俺 「カラオケですか?」

男 「いや、カラオケ機器の無いキャバクラや」

俺 「なんか怪しいなぁ?」
  「どうせブ〇イクしか居ないんでしょ?」

男 「。。正直に言うわ!」
  「ペイバーされたから今は2人しか残ってない」
  「そんでひとりはブスやけどひとりは美人!」

俺 「ホンマかいな?(笑)」

男 「見るだけタダ~ 555」
  「ほな、向こう行こか」

俺 「え?ここ(タニヤ)じゃないの」

男 「ちょっと歩くけど直ぐそこやから」

俺 「あ、やめときます」

男 「もう!!そんなん言わんと!」
  「ワシも連れて行かんと給料ないんよ」
  「見てブスやと思ったら帰って良いから」
  「な!頼むっ!」

俺 「気に入らなかったら帰りますからね」

男 「よっしゃ決まりや!」


男は俺に「付いて来い」と言った。

クルマの交通量も少ないスリウォン通りを歩く。

しかし「直ぐそこだ」と言ったにもかかわらず
10分くらい歩いただろうか。。

しかも薄暗い路地に入って行った。


男 「ここや」

俺 「。。。」


バーというかタウンハウス?※長屋だった

まぁ、このスタイルの店舗はよく見かけるけど
こんな場所にポツンと1軒だけ。。

しょぼい電飾が付いていたが何とも怪しい雰囲気だ。


俺 「オッチャン、これはアカンわ」
  「俺、帰るから」

男 「兄ちゃん!頼む!このとおりや!(ワイ)」
  「ワシ、客を連れて行かんと給料ないんじゃ」

俺 「じゃやあ、そこまで言うなら。。」
  「女のコを見て気に入らなければ直ぐ帰るから」

男 「わかっとる。約束や」
  「さ、入ろか」


入り口こそパタヤのジェントルマンズクラブっぽく
ラミネートステッカーで飾ってあったが、中は。。

ちょっとデカ目のソファーがあるただの民家だった。

そして奥に見えるのはこの家の家主なのだろうか?

結構歳のいったオッチャンとオバチャンが
店の奥で結構な音量でテレビを見ていた。。

。。。

日本でもポン引きに引っ掛かることの無い俺が
記念すべきバンコク規制緩和の1日目に
聖地タニヤでこんなんに引っ掛かるか??

そりゃ、今こうして痛感物語のネタにはなってるが
何とも言えない時間が始まるのである。。


男 「なんか1杯くらいは頼んでや」

俺 「じゃあ。。LEOで。。」


奥からさっきのオバチャンがLEOを持って来た。


俺 「ありが。。」

オバ「よっこいしょっと。。」

俺 「!?」


なんとそのオバチャンが俺の横に座ったのだ


日本の場末ではありがちパティーン。。
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1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m
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【第1話】 俺