前回の続き。。

『ソイカウボーイ』のLB専門店『コッカトゥー』

俺は店に入り親友「ヒロ」に依頼されている
ヒロのオキニ嬢「アラレ（仮名）」に
ドリンク提供の使命を全う。

俺なりにも楽しんでいたのだが事件が発生した。


「おい！アラレッ！」


中央にある低いステージに立っているLBのひとりが
踊りを止め、店内ミュージックをかき消すレベルで
叫びなら俺達の座っているソファー（壁際の椅子）を
指差しながら野太い声で威嚇してきた。

さっきまで可愛いらしい笑顔だったアラレは
無言でそのLBを睨み付けながら見上げている。


（え？なに？？この雰囲気）


あまりの声の大きさとアクションに俺以外の客も
ステージ上で怒り狂った仁王立ちのLBに大注目。


ざわ・・ざわっ・・ざわ・・


俺が「どうかしたの？」とアラレに聞くと同時に
ジェスチャーで「黙って」と言う感じで静止された。

そうしながらアラレが立ち上がろうとしたとき。。

なんとそのステージで踊るLBが俺達の席に向かって
フライングボディプレスをして来たのだ！！


仁王立ちLB「うらぁッ！」


それを俺とアラレと横に座っていた他の客が
横に受け止めるような感じで押しつぶされた。


ガッチャーーーン！！ ※クピピッではない


床に落ちるビール瓶。

グラスが割れてびしょびしょになったフロア。


ブチ切れたLBはマジで怖い。


フライング仁王像LBとアラレは掴み合いになった。

髪の毛や着ている水着を引きはがす勢い。

騒然とする店内。

本来ブラがハズれようものなら「ヒューッ」くらい
言いそうなものだが今はそんな状況じゃない。


アラレ「！￠￡％＃＆□△◆■ ｣

仁王像「○！※□◇＃△ 」


既に声はオッサンになっている（苦笑）

慌てて飛んで来たマネージャー？に連れ出され
一旦その場は落ち着いた。。

そのままフライングLBは戻ってこなかったが
アラレは5分後くらいに俺の席に戻って来た。


アラレ「ごめんね ♡」


ついさっきまでLBも可愛ければアリだな、なんて
思っていたが、そんな気持ちもどこへやら。。

もうオッサンが「ゴメン」と言ってるようにしか
考えられなくなってしまったのだ。

アラレだけの言い分だがケンカの理由を聞くと
さっきペイバーしてくれたお客さんが
フライング仁王像LBの元・客だったらしく
それにブチ切れられたとのこと。

それはそうとして、何より今日既に1回ショートで
ペイバーされていることに驚いた。

LBが好きな人は本当に大好きだ。

その中には珍々が付いていないと意味がない、と
豪語する方もいる。

確かに今日アラレと話をしている時、面白かった。

なんだったらカラオケクラブのVIPルームで女のコと
ワイワイ、イチャイチャするよりも楽しかった？
と思えるほどに満足度は高かったのは正直なところ。


俺もいつか禁断の扉を開ける日が来るのだろうか


最近痛感物語でLBを推しているような？（笑）
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1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m
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【第1話】 俺