前回の続き。。

シラチャのクラブで泣き出した「Ｎ凹ちゃん」

このうるさい空間の中でもその姿の周りの客は
「どうしたの？」「大丈夫？」とザワつき始めた。


（俺が泣かしたんじゃねーぞ。。）


この状況を「Ｃ」にどうすれば良いか相談したが。。

最終的な答えは ’’放っておこう’’ となった。

「最近はしょっちゅうこんな感じだから慣れた」
「凹サンが変わらない限り解決方法は無い」と。

しかしこのままではいくら何でも可哀そうなので
どうにか元気づけようと無理やりＮ凹ちゃんの
手を取って躍らせていたのだが顔は下を向いたまま。

更にまた何かこみあげてくるものがあったのだろう。

俺の手を振りほどいてテーブルに肘をつき
両手で顔を覆って泣き出した。

ちょうどその時、横のテーブルで踊ってた
知らないタイ人男性が俺に声を掛けて来た。
※横のタイ人男性。。以下、横タ

もちろん中は爆音で聞き取りにくく大声での会話。


横タ「始めまして！ 日本人ですか！？」

俺　「はいそうです！初めまして！」

横タ「その彼女どうしたんですか！？」
　　「泣いてますね！」

俺　「彼氏と喧嘩したみたいで！（適当）」

横タ「可愛いのに勿体ない！」

俺　「色々あるんですよ！」

横タ「それにしても羨ましいなぁ！」
　　「両手に華じゃないですか！」

俺　「あー、確かに（笑）」

横タ「一緒に混ぜて貰って良いですか～！？」

俺　「もちろん乾杯しましょう！」

横タ「盛り上がって行きましょう！」

２人「チョンゲーーーオっ！」


こんな感じのキッカでそのタイ人男性は
俺らのテーブルで一緒に飲み始めた。

聞くとタイ人男同士の2人だけで来ているようだ。

俺は直感や過去の経験でピーンときた。


そう。。これはナンパ目的。


相手（俺達）を見てからの行動だろうが
狙った女のコが男連れでもそんなことはお構いなし。

クラブ好きな俺はこの状況によく出くわしてた。

昔のタイ人彼女「ゴップ」やその友達などと
何度もクラブに通ったがナンパされ率100％

大袈裟でなく毎回。

当時は俺も気分を害すことが多かった。

【俺脳内】（当時 28～29歳）
ゴルァアッ！誰のオンナひっかけてんだよ！
オマエは俺の事が見えてねぇのか？あぁっ！？
俺が ’’ガイジン’’ だと思って余裕かましてんな？
ってかゴップもまんざらじゃ無い態度するなよ！
なんで笑ったりその男の腰をもって踊ってんだよ
俺だって日本人だから結構モテるんだぞ！
そんな態度なら他の女のコ行っちゃうぞ？
イライライライライライライラ。。
あれ？ゴップどこ行った？？
トイレっつったって30分は居ねぇぞ？
（知り合い？の男性グループ客のテーブルへ）


このように。。
連れているのが自分の気に入ってるコならば
気分も悪いが、今はベタベタしているものの
言わば顔馴染み嬢とその友達、程度の関係。

むしろ今はこの泣いてる状況を打破できるのなら。。


このナンパ野郎も好都合かもしれない


どうにか泣き止ませてくれっ！
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1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m
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【第1話】 俺