前回の続き。。

彼女の居ないフリータイム1週間の2日目。

魔境ソイチャイヤプーンで営業するバー『L』へ。

俺はいつものようにテーブルタイプの席に
「F」と一緒に並んで着席した。

と言うか自動的にFは俺の横に来るのが通常。

そしてその向かい側に違う女のコが2人座る。

このバーには10人ほどの女のコが在籍しており
向かい側に座った女のコだけ1杯(10分)ほどで
入れ替わってもらい全員と楽しみながら
まんべんなくドリンクを提供すると言うのが
俺から提案した基本パティーン。

そして大切なことだから何度も言う。


俺はこの日までにFとデートをしたことが無かった


そう。。

ノーペイバー、ノーH。

もう少しで一線を越えられると思っていたのに
俺の不注意(LBとの軽い戯れ)で白紙に。

あの日からもなんとかFを攻略出来ないか?と
考え続けて多少の努力はした。。

コロナ規制の残るこのご時世、もちろん客も少なく
この頃から流行っていたライブ配信を使用しての
投げ銭集め(スパチャでのドリンク)をしている
カメラの前に無理やり押されて放り出されても
前を通る屋台でおつまみや靴を買わされても
時にはリンガーベルをおねだりされても
全てはFを攻略するためだと頑張っていたのだ。

自分で言うのも何だがこのバーLには貢献している。

週1回。。いや月に2~3回程度だが顔を出し
そこそこドリンクを提供もしている。

初めてこのバーに一緒に来た「WENさん」の
簡単な誕生日会を開催したこともある。

しかし未だノーH。

LBのチーママともLINE友達になるまで親密になり
もちろん俺がFを気に入ってるのも知ってるから
「F、行ってきな」と促してはくれるのだが。。

Fの答えは「ノー」

バーLはペイバー禁止なのか?と他の在籍メンバーに
確認したこともあるのだがそんなことはない。

Fのみどんな客でも ’’ペイバーは絶対に拒否’’ らしい。

こんな条件で仕事が成り立っているのか不思議で
ママさんもお手上げ状態で困っていると言うが
実際のところはこれらの真意は不明だ。

俺が多少金使いが良いのを知っているため?
F以外の女のコから冗談交じりにアプローチを受け
「Fなんか放っておいて私と行こう♡」なんて
言うのだがこれに対してFは「絶対ダメ」と言う。

しかし酒は大好きなので酔っ払って来ると
テンションが上がりかなりセ〇シーになる。

ノリでチューまではOKだが股は開かない。

彼氏か旦那か太客が居るのかまでは分からないが
俺は何とか店外デートを。。と意気込んでいた。

細かく言えば何度か飯に誘われたことがあるが
個人ではなく在籍メンバーの宴会のようなもの。

こう言うキッカケから仲良く。。とも思うだろうが
俺はそんないつでもタイミングよく出掛けられる
身分ではないから難しい(涙) 

俺はFがペイバーできないと分かっていても
毎回盛り上がった時は必ず聞いてはみる。。


俺 「今日、ペイバー良い?」


すると必ず毎回全く同じ返事。。


F 「ダメ♡ 今日は女のコの日だから。555」


「今日もかよ!」なんて野暮なことは聞かない。

Fもそうやって返すのがネタだと分かっている(笑)

俺にもFにも都合と言うかプライベートな部分がある。

そう。。お互い様なのだ。

しかも最近はそれを楽しんでいる俺がいる(*´з`)

いきつけのバー?馴染み嬢達とのわきあいあい時間?
LBチーママの面白さ?専属生バンドだって仲良しに。

そう、何よりこの ’’場所’’ が大好きになっていた。

 ’’ファミリー’’ とまで言えば大げさになってしまうが
フラリと来たときが楽しければそれで良いのサ。


しかし。。


このお気に入りのバーLはコロナ規制に耐えられず
今は貸店舗となってしまった(号泣)


俺とFとの続報をお待ちください!


それまで痛感物語の更新を頑張らなければ(`・д・´)
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【第1話】 俺