前回の続き。。

俺を惹きつけてやまない魔境ソイ チャイヤプーン。

ほぼ同時タイミングで2軒+αのお気に入りバーができ
同棲する彼女にウソを付いてまで通うようになった。


俺 「午後はクルマのオイル交換に行ってくるよ」

彼女「また??」

俺 「あと何年も乗るんだから大事にしないと」
  「そんな度々は買い換えられないしネ(笑)」

彼女「前の交換って2ヶ月前くらいじゃなかった?」

俺 「通勤だけで毎日往復で100キロだぜ?」
  「2ヶ月だと5,000キロいっちゃうよ」
   ※実際は1万キロを目安に交換している

彼女「そっか。。」
  「じゃあワタシも夕方まで用事をしてくるわ」

俺 「夜飯は一緒に行こうよ」


こうして3時間ほどの怪しまれない外出権利を得て
明るい昼間の魔境を目指す。

今日は『THE DEN』でくつろぐとしよう。

第2回オフ会の日にはここに到達できなかったが
その翌週くらいから毎週来るようになった。

1番の理由は俺好みの女のコが複数人居るからだ。

まずこれがチャイヤプーンでは貴重。

他のバーやマッサージでは各バーにひとりだけ
可愛いな(問題ない)と思う女のコが居る程度。

いや、ひとり居れば良い方だ。

俺はDENでは完全なオキニちゃんを作らずに
行きつけのバーみたいな感じで利用していた。

なんともそれが心地いい。

いつ行っても好みの女のコと飲める。

特に昼間の早い時間は客が居ないため有利。

そう。。
店に行く時間を約束するのも今の俺には難しく
その時のタイミングで会えた女のコと飲むスタイル。

おっと、飲めるのは飲めるのだが最初の乾杯のみ。

オイル交換に行って帰って来て酒臭いのはアウツ。

後半はひたすら炭酸水を飲む、努力。

これで良いのだ。

この日もソファー席に知ってる女のコを呼び
限られた時間の宴を楽しもうじゃないか。

しかも今日は2人が出勤していてラッキー。


嬢1「また今日も炭酸水?」

俺 「クルマだからね~」

嬢2「昼間は大丈夫よ 555」

俺 「ふっ。。俺は紳士だから(笑)」

嬢1「でもワタシ達は飲むわよ」

俺 「どうぞどうぞ。俺の分まで飲んでね」

嬢2「やーーん。優しいっ♡」


と、こんな感じで楽しんでいたのだが。。

15分前ほどから気になってることがある。

座ってるソファーからだいぶ離れた席の暗闇から
年配の女性がずーっとコチラ方を見ているのが
俺の何度も視界に入ってくるのだ。

【俺脳内】
若い女のコがドリンク貰ってるから羨ましい?
ドサクサに紛れて一緒に飲みたがる人が居るけど
そのパティーンって嫌いなんだよなぁ。。
それとも俺のエ〇行為が過ぎないよう監視してる?
でも女のコが嫌がるほどは触ってないし。。
流石に同席3人目は無理だぞ。。限られた予算もある。
あ!!!まさか本命彼女が刺客を送り込んだ???

俺がその年配の女性のことをチラチラ見ていると
向こうも意識し始めたのか?イケると思ったのか?
立ち上がってこちらに向かって歩いて来た。

やばっ(汗) ジロジロ見過ぎちゃった(汗)


ついに俺の座っているソファー席の横に立った。。


流石に本命彼女の知り合いじゃないよね(汗)
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【第1話】 俺