前回の続き。。

ビザ申請不可による予約変更ラッシュ!

申請が終われば大阪観光だ!わ~い、わ~い♪ (*´з`)

。。なんて考えてた俺は何処へやら。。


新しい書類がタイから大阪の宿泊先に届くのには
何もかもスムーズに流れて1.5日ほど必要だろうから
今の計画や予約の全てを変更するよう指示があり
俺は前話で書いた内容をひとつずつ変更した。

良いように考えれば日本滞在1.5日延長だけど
そんなことはこの問題の前ではどうでもいいことで
ビザ申請ができなかったことのほうが100倍辛い(涙)


途中で14時を回ったから予約していたホテルにイン。


その後も電話とメール、インターネットを駆使し
全ての予約変更を終える。


なんとこれだけで半日掛かってしまった(涙)


あの受付担当のタイ人が見逃してくれさえすれば。。

どんだけチェックが細かいんだ。。

あの大きさの文字の違和感に気付き指摘するとは
恐るべき視力の良さと責任感っ。

確かに一文字と言えどスペルミスはスペルミス。

いわば ’’謎の単語’’ が書いてあるだけ状態。

でも申請者側(俺)の言いたいことは
全然わかっていただけると思うのだが。。

。。。

余談だが今この物語を読んでくれている読者様に
タイ駐在員やタイ出張支援(工場系)の経験が
ある方は居るだろうか?

そうじゃない方が読んでも共感が浅いと思うけど
こんなこともあるんだなぁと読んでみて欲しい。


タイの生産工場にも日本の工場と同じように
’’品質管理(QC/QA)部門’’ が存在するのだが
この部門は融通が利かないことが非常~に多い。

今回の書類申請の問題と全く同じ。


とある電子機器の試作部品を客先に納める。。

それをタイ人の品質管理部門がチェックし
100項目以上ある測定ポイントの内
1ヶ所の寸法違いを指摘された。

0.02mm寸法が外れているからNGだと言う
※髪の毛の太さの1/4


製品の機能的には全く問題ない
基準値から外れているからダメだ、と。


これで何度泣いたことか。。


それを修正するコストがや時間がどうであれ
「直ぐ修正して持ってこい」と。。

なんとか特例やダマで通してくれないだろうか。。

対応することにより納期が遅れる可能性もあるし
その部分を修正しすぎたり、修正することにより
他の部分の寸法にも影響してきたり
今よりもっと悪くなる可能性だってある。

いわゆる ’’二次災害の発生’’ ってやつだ。

いや、もちろんアナタの言ってることは正しい。

でも使えるモノはとりあえず使おうよ。。

これは試作品だから本番までには修正するからサ。。

この状況を上手く切り抜けるために日頃から
『アマゾンカフェ』のコーヒーやお菓子、
『ダンキンドーナツ』などを顧客訪問時に
手土産として渡す下請けメーカーも多い。

逆に「ウチに来るならついでに〇〇買って来て」と
催促された、なんて話はタイ人同士ではあたり前。

特に調達部門のタイ人管理者は調子に乗っており
彼(彼女)らのデスクは常に土産物で溢れている。


後でそのタイ人担当者の日本人上司に相談したら
「別にその部分は1mm違っても問題ないですよ」
「しかもその部分の0.02mmなんて測定のやり方で
 幾らでも変わります。ちょっと測りますね。。」
「ほら、合格ですよ」


このような話は業界では日常茶飯事。。


タイ人品質担当者たちよ。。どんだけ細かいんだ?

手土産や袖の下で多少有利になるのか?(なる)

この問題が後で自分の責任になるのが怖い。。

それは理解できる。

しかしそんなことは100%無い、させない、
全て弊社の責任だ、と言い切れる状況でもダメ。

でも自分が欠勤しても遅刻してきても、ミスしても
モレても、忘れても、全部マイペンライじゃん。。

なのに自分の担当してる品質検査では
修正することに何の労力も発生しないため
ミクロン単位も見逃さないし、ケチをつけてくる。


いや、それが優秀なタイ人スタッフなんですけどね(苦笑)


下請けには優しくしよう( ˘ω˘ )
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【第1話】 俺