前回の続き。。

「B氏」の勤務姿勢やバックグラウンドがヤバい。

それらを心配している「岸田社長(仮)」は
俺を採用し、引継ぎが終わったタイミングで
B氏を解雇する計画があると言った。

それでも良いか?と俺にゆだねて来た。

この密談は約1時間で終わりを迎えたため
途中となった『soi 6』に舞い戻ろうと思ったが。。

岸田社長が専属の運転手を待機させてくれており
そのままホテルまで送り届けられ冷めてしまう。

ここから俺の考え事が始まった。


俺はどうすれば良いのか?


このまま就職して良いのだろうか?

B氏は俺に押し出されるようクビになる可能性。

約10年前に数ヶ月一緒に仕事をしたことがあり
初対面でもない微妙な関係の人物だが。。

それでもB氏に対し「申し訳ない」と思うのと
タイミング的に俺が恨まれるかもしれない。

色々と気を使って俺が辞退をしても
パタヤの引っ越し先の問題が残る。

奮発したコンドミニアムの2ヶ月分のデポジットと
初月の家賃を支払ったから結構な金額になった。

今キャンセルしても戻ってこないであろう。

俺が入社してB氏の近くに居ることにより
改善されればクビ撤回も考えられるが。。

それに岸田社長だって後味が悪いだろう?

クビにされたことで逆上し何か危害が。。

本人もク〇リをやってるかも?だし
元々ヤンキーで気性の荒い性格。。

株で損失が出た翌日?は会社のタイ人スタッフに
キツクあたっているような発言もあった。

しかもタイ生活が長く裏社会とも繋がってそうだ。


。。。


岸田社長との内密な話をB氏に話せる訳もなく
悩みながらパタヤ引っ越しの日を迎え
翌日に会社を訪問した。

そして前回と同様、夜にB氏と会食の場をもった。

内容も前回同様、簡単な仕事の話と雑談。

更に前回と同じくFXの話になり
誘われ、断り、誘われの展開となり。。

ついに俺にも直接的な魔の手が。


B氏「な?頼みがあるんだけど。。」
  「15万バーツ貸してくれないか??」

俺 「え??15万バーツ!? 

B氏「マジで困ってるんだ」

俺 「まさか給料が出ていないとか?」

B氏「会社はホントに何も問題ないよ」
  「今月は色々と要り用があってね」


15万バーツ(約50万円)は今の俺にとって大金だ。

しかし有る無しで言えば有る。

しかしこのお金を貸すわけにはいかない。


B氏はグイグイ迫って来た。


B氏「な?それくらいなら持ってるだろう?」

俺 「で、でも。。」

B氏「俺さんの採用で良い条件も考えたから」
  「もう社長にも仮で話してあるんだぜ?」


B氏の言う ’’良い条件’’ とは。。


・給料が月1万バーツUPとなるよう社長に交渉する

・借りた金の利子として+2万バーツ返済する
 (返済は月々2万バーツ予定)


しかし俺が入社するとB氏はクビの可能性アリ。

このことをB氏本人は知らない状態での発言。

クビになったあとは返して貰えるのだろうか?

いや、のらりくらりと絶対に返してくれないと思う。

それどころか連絡が付かなくなる可能性もある。

一体なぜにここまで金に執着するんだ?

もしかして金が集められなければ〇される状況?


俺は悩んだ。

会社自体は何の問題もない。

岸田社長も超いい人。

仕事内容は今までと変わらない慣れた仕事。

直近の目標はパタヤ生活&安定収入。


俺 「わかりました」
  「10万バーツなら貸せます」

B氏「あぁ、十分だよ。。助かるわ」
  「絶対に返すから安心して、な」

俺 「そこは本っ当にお願いします」
  「一応これは子供の大学入学費用ですから」
  「まぁ俺も来月から給料も頂けますし
   入学も半年後だから問題ないですけど。。」

B氏「給料1万バーツUPの件は任せておいて」


俺はその場でアプリを使い振り込みを済ませた。


タイで(日本でも)人にお金を貸すときは
あげてもいいつもりで。。とよく言うが。。

まさにその通りの展開となる。


B氏は飛んだ。


はぁ。。(涙)
次話にて第19章の〆となります( ˘ω˘ )
今日もポチっと応援よろしくお願いします 
にほんブログ村 大人の生活ブログ タイナイトライフ情報(ノンアダルト)へ
にほんブログ村

ブログ「タイ若!痛感物語」を最初から読む 
1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m
FullSizeRender
【第1話】 俺