前回の続き。。

一度転職を辞退した日系企業からの再オファー。

それは元々採用の話をしていた本社の社長ではなく
今年からタイ支社の管理をする中国支社の社長、
「Wさん」からのオファーだった。

Wさんは緊急的にタイまで出向いてきてくれ
結構な熱量で俺に話をしてくれた。

「Sさん」とは違って仕事も真面目に出来そうだし
物分かりが良いと言うか俺と考えが似ている人物。

そしてハッキリと「Sさんとは仕事が出来ない」
「やりたくない」と言った意思表示まであった。

ここで俺は雇用条件を再確認。

本社の社長の様にあやふやな感じで話を濁され
時間を無駄にする訳にはいかない。
※本社の社長。。以下、大社長


俺 「俺が内定辞退を撤回するとすれば
   雇用条件の希望が通るのか。。です」

W 「俺さんの条件は大社長から相談されていて
   私の方でも細かく把握していますよ」
  「あわせて人柄も良いと聞いていました」

俺 「じゃあ。。」

W 「全てにおいて問題ありません」
  「と言っても当たり前の内容ばかりですね(笑)」

俺 「ありがとうございますっ」

W 「大社長から俺さんの雇用条件についての
   回答内容を事前に少し聞いていて。。」
  「私個人的には非常にマズいと思いましたが
   強く推すことができませんでした」

俺 「最終は大社長が決めることですもんね」

W 「具体的には家賃補助が1万5千バーツですが
   それでも大丈夫ですか?」

俺 「十分です。ありがとうございます」
  「前は社宅に住んで下さいと言われましたから」

W 「それって家賃全額補助に間違いないですが
   Sさんと一緒に住むのは無理でしょう(笑)」

俺 「仕事でも一緒になりたくないですね」
  「あっ。。。言ってしまった(汗)」

W 「良いんですよ(笑)」
  「俺さんとは気が合いそうで嬉しいです(笑)」

俺 「ついつい本音が(笑)」

W 「この件についてですが、私はSさんに
   タイ支社のサポート的な立場にするのでもなく
   近い将来会社を辞めて貰おうと考えています」

俺 「!?」

W 「これが俺さんに転職を考え直して頂く
   弊社からの提案だとも思っています」

俺 「いえ、そこまでして頂かなくても。。」

W 「あの人がタイ支社の重要ポストで居座れば
   新工場が潰れちゃいますよ(笑)」
  「いや、タイ支社の全てがダメになります」

俺 「大社長はどんな考えだったんですかね?」

W 「ナイトライフのアテンド程度でしょう」
  「それに俺さんの給料を一部中国支社負担で
   なんて言い始めた時は理解不能でしたね(笑)」

俺 「あぁ。。Sさん対策の。。」

W 「Sさんと会話をすると毎回ウンザリですよ」

俺 「思い当たるフシはあります。。」

W 「俺さんの作った2カ年計画表を見ましたよ」

俺 「え!? でもあれはSさんが。。」

W 「そんなの私は最初から信じてません」
  「大社長はSさんが作ったと言ってましたが」
  「そもそもエクセル内の作成者名を見れば
   Sさんが作ってないのは一目瞭然」

俺 (あぁ。。苦労が報われてる。。)

W 「Sさんはいかにも自分で作りました感で
   私にもCCで計画表を提出してきましたが、
   見る人が見ればバレバレなんですよね(笑)」

俺 「細かな部分まで確認してたんですね」

W 「あの人は信用なりませんから(笑)」

俺 「そこまで(笑)」

W 「とにかく俺さんの条件面は安心して下さい」
  「この部分をしっかりしておかないと
   俺さんも安心して働けませんよね」

俺 「俺もWさんが上司になるなら安心です」

W 「あとSさんが居なくなることを想定して
   タイ人の優秀な人材を俺さんのサポートに
   ひとり当てようと考えています」

俺 「なんか。。少し前の面談と言うか大社長や
   Sさんとのやり取りがウソのようです(笑)」

W 「今日実際にお会いして確信しました」
  「私達でタイ支社を盛り上げましょう!」

俺 「はい!協力させて頂きたいと思います!」


風はまだ吹いているっ!


In Motion : by hide
祝!600話達成
今日もポチっと応援よろしくお願いします 
にほんブログ村 大人の生活ブログ タイナイトライフ情報(ノンアダルト)へ
にほんブログ村

ブログ「タイ若!痛感物語」を最初から読む 
1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m
FullSizeRender
【第1話】 俺