前回の続き。。

新工場2ヵ年計画書の事前お披露目会。

「Sさん」と居酒屋で飯を食いながら内容を確認。

その後でお互いの ’’雇用条件’’ の話になった。

俺の希望する条件をザックリSさんに説明すると
「そんな条件を社長が受け入れる訳ない」と言う。

もっと言うと自分より勝る条件はワシが許さん、と。


俺 「まぁでも試用期間があるのはわかりますが
   その間の給料が下がるのはナシでしょう?」

S 「せやなぁ。。」
  「ワシが社長にクチ聞いたろか?」

俺 「いえ、そこはルールに従いますが。。」

S 「あんまり深く考えんとき」
  「どこもそんな好条件はありえへんって」

俺 「でも社長にメールで俺の条件を送ってから
   2ヶ月も経ってますよ?おかしいですよね?」

S 「社長も忙しいから見てないんちゃう?」

俺 「そ、そんな。。」

S 「俺さん、見たやろう?あの社長やで?」
   夜遊びのことしか考えてないがな(笑)」

俺 「。。。」

S 「あのね?大人しく月に8万バーツ貰って
   お互い楽ぅ~~~に仕事しようや」

俺 「んんーーん。。」
  「でも給料から税金や海外保険を払うと
   だいぶ少なくなりません?」

S 「海外保険なんか入らんでもいけるって」
  「社会保険があれば問題ないんちゃう?」

俺 「そりゃ風邪とかなら問題ないですけど。。」
  「あと、通勤費もバカにならないですよね?」

S 「せやから工場のあるバーンブンに住むんや」


新工場のあるバーンブン郡。

バンコクから片道約100キロ (クルマで110分)

パタヤから片道約70キロ (クルマで65分)

なんとも中途半端な所在地。

どちらに住んでも通勤距離が結構ある。

しかし通勤手当(ガソリン、高速代)が貰えるなら
俺はパタヤから通勤しようと考えていた。

どちらかと言うとクルマの運転は好きな方だ。

しかも道のりの7割は高速道路で運転は楽。

大好きなタイソングでも聴きながら鼻歌交じりで
運転すればアッと言う間に到着するだろう。

なのに通勤手当が出ない。。だと?

月換算するとガス代は1万バーツほど掛かりそう。

高速代だって安いとは言え2千バーツは掛かる。

もちろんこの辺の条件は会社負担(全額支給)と
社長にメールで提示済だ。


俺 「なんか色々と話が違うんですけど。。」

S 「誰がそんな条件で雇う言ってた?」

俺 「紹介してくれたJさんが最初に。。」

S 「あー、アイツの条件は異常や。ありえへん」
  「せやからワシが全部ガラっと変えたったんや
  「そら社長も喜んどったでぇ~。ヒヒッ」

俺 (最悪や。。)

S 「ワシはこれから俺さんと仕事ができるなら
   頼もしいし最高やと思っとるんやで?」
  
俺 「それは嬉しいですけど。。」

S 「けど?? 今この段階で撤回するんか?」

俺 「いえ、まだそう決めたわけでは。。」

S 「悪い話じゃないと思うで?」
  「ネットの求人も同じような条件やろ?」

俺 「。。もう一度、社長に連絡します。。」

S 「条件は変わらんと思うけどな(笑)」
  「どちらにせよ、この計画表は貰っとくわ

俺 「!?」


ここまで引っ張られた4ヶ月はなんだったのか?


奪われた俺の2カ年計画表。。。
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【第1話】 俺