前回の続き。。

「Sさん」と建設中の新工場見学を終え現地解散。

俺はPC(エクセル)の出来ないSさんに頼まれ
転職予定先の ’’新工場2ヵ年計画表’’ を作ることに。
※工場完成以降の2年

大体の感じでSさんから会社の方向性の話を聞き
プラス俺のアイデアや目標値を盛り込んだ計画表を
直ぐ翌日から自室で作る作業に入った。

ずっと同じ職種でやってきたからイメージは湧く。

Sさんからは「そんな大した書類は要らん」
「作成しました感だけ出てれば良い」と言われたが
ここで手を抜けないのが俺なのである。

しかも ’’半’’ 無職だから時間はたっぷりとあるため
綿密な計画表を作ってビックリさせてやろうと
徹底的に作り込むことにした。

来月に社長が来タイした時に褒められよう!と。


ここで皆さんに思い起こしてほしい。。


俺は初めて今回の転職の話を「Jさん」に聞いてから
どれくらいの時間が経っているであろうか?

時系列に並べると。。

【初オファー】「Jさんからの紹介」
  約1ヶ月半(社長来タイ待ち)
【面談1回目】「社長、Sさんと初対面」
 約1ヶ月(条件送付後、連絡待ち)
【新工場見学】 ←今ココ
 約1ヶ月 (計画表作成、社長来タイ待ち)
【面談2回目】 

すでに2ヶ月以上が過ぎ、次の面談まで考えると
トータルで約4ヶ月が過ぎることになるのだ。

俺のタイ生活費にも ’’底’’ はある。

その底がいつ来るかは俺自身が一番理解しており
既にそれは見え隠れしていた。 ※見えていた

次の面談後は直ぐ仕事をスタートしないとマズい。

そして ’’俺の提示した雇用条件で’’ だ。


しばらくして。。


社長が来タイする少し前ににSさんから
「先に計画表を見せてーや」と連絡があった。

「じゃあメシでも食べながら。。」ということで
俺はコンドから歩いて行ける距離の居酒屋を選択。

オンヌットエリアにある居酒屋『福いち』

ここのマスターはPL学園の出身。

話が面白く料理も美味しいため超お勧めの居酒屋だ。
※ご無沙汰しているが覚えてくれているだろうか


S 「俺さん。。か、完璧や!」
  「これは出木杉クンやな(笑)」

俺 「ありがとうございます」
  「自分で言うのも何ですが自信あります(笑)」

S 「これでワシらも安泰やで。ヒヒヒッ」

俺 「がんばりましょう!」
 
2人「乾杯~っ!」


こんな感じで酒も進み、話は雑談の方向へ。。


S 「ところで俺さんはどんな条件を提示したん?」

俺 「最初にJさんから言われたんですけど
   多少は吹っ掛けても大丈夫だと。。」

S 「あぁ。。そりゃあ期待できんでぇ(笑)」
  「あの社長めっちゃケチやから。ヒヒヒッ」

俺 「ですよね(笑)」
  「でも。。貰えるものは貰いたいです」

S 「せやなぁ」
  「ちなみにワシの給料は知っとるか?」

俺 「いえ、知りませんけど?」

S 「まぁ、一緒に仕事するようなったら
   バレるから言うけど、ワシは月12万バーツや」
   ※当時レートで約40万円

俺 「だいたい俺もそんなもんですよ」

S 「けどアカンでぇ。ワシより高いんは(笑)」

俺 「!?」

S 「それだけはワシが気に入らんねや」

俺 「え?なんですか?それ?」

S 「俺さんは貰っても月8~9万バーツ
  「試用期間が終わったら10万ってとこやな」

俺 「(イラっ)でも、社長が決めますからねぇ」

S 「アカンアカン(笑)社長に言うとくわ(笑)」
  「1年後に10万の壁を超えるんやから良えやろ?」
   ※10万の壁。。タイ現地採用の間でささやかれる基準

俺 「いやいやいや、それは社長に決めて貰います」

S 「給料の他の条件はあるんか?」

俺 「主には通勤費と家賃補助ですね」

S 「(笑)」
  「そんなもん社長が出すかいな。ヒヒヒッ」


(ん・ぎぎぎぎぎぃ~っ!)

このユエン・シャオティエンもどきがっ!


この時俺は初めてヤバいと感じた


いや、薄っすら思っていたが認めたくなかったのだ。
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1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m
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【第1話】 俺