前回の続き。。
採用の内定を頂いた日系企業。
そこで行われる予定の新プロジェクト。
新工場設立 ~ 軌道に乗せるまで。
その新工場の現在の様子をもうひとりの現地採用
「Sさん」と一緒に見に行くことになった。
当日はデパート『ロビンソン・アマタナコン』で
待ち合わせをし、バーンブン郡の新工場まで
一緒に行くことになった。
現地集合じゃないのは、工場が建設中となるため
グーグルマップに目的地が表示がされないからだ。
俺はロビンソン・アマタナコンの駐車場で
無事にSさんと合流した。
俺 「今日は忙しいところスミマセン」
「よろしくお願いします」
S 「固苦しい挨拶は要らんて(笑)」
「ここまで戻って来るのメンドクサイから
バラバラで現地まで行ったほうがエエな」
俺 「ですね。俺が後ろを付いて走りますから
道案内をお願いします」
そして出発して直ぐに気付いたこと。。
Sさんの運転は ’’荒い’’
荒いというかイキった運転なのだ。
普通、後続車(俺)の道案内をしている時に
黄信号で交差点を越えたり、車線変更を多用したり
100キロを超えるスピードで走ったり
渋滞をスリ抜けで走ったりするだろうか?
狭い道でもブッ飛ばす。
関係ないけど俺のクルマは砂利道や凸凹道を
猛スピードで走れないし、走りたくないっ。
既に気付いている読者様も居るだろう。。
Sさんは他人に気遣いなど全くできない人間なのだ。
ひと言で ガサツ。
ブォォーーーーーッン!!ブォンッ!!
俺 (また、車線変更かよっ


そのお陰?により予測より早く工場に到着。
そして工場の敷地に一歩足を踏み入れた瞬間
何とも言えない気持ちが押し寄せて来た。
俺 (おぉっ。。)
こじんまりとした工場だがやっぱり新品は良い。
「ここから新しい人生が始まるのか」と思うと
自然とワクワクする気持ちも生まれてくる。
工場はもう少しで完成する?程度の状態だったが
関係者だから普通に工場内も見せて頂けることに。
S 「どや?ええ感じやろ?」
俺 「立派な工場ですね~」
S 「まず、この部屋が管理者が集まる事務所で
こっちが来客用の会議室になる部屋」
「現場はフロアに緑色のエポキシ樹脂塗って
工作機械は来月末から入れて行く予定や」
確かにSさんの言ったように百聞は一見にしかず。
俺の仕事のイメージが一気に膨らむ。
S 「あっ、せやせや。大事なこと言わんと」
「俺さんの雇用条件は ’’来月社長が来た時に
私から直接説明させて頂く’’ ってよ」
俺 「社長に連絡してくれたんですね!」
「ありがとうございます」
S 「で、ちょっと相談があるんやけどエエか?」
俺 「俺で良ければ。。どうぞ?」
S 「その連絡をした時に言われたことがあって
’’新工場の初期計画表’’ を出せ、言うんよ」
俺 「はぁ。。」
S 「俺さん工場見てイメージも沸いたやろ?」
俺 「まぁ、見た目から規模は分かりましたね」
S 「俺さん、パソコン得意か?」
俺 「ええ、ずっとやってましたから」
S 「頼むっ! その計画表作ってくれへん?」
俺 「ええっ?俺がですが?」
S 「かまへんやろ?」
「どうせこれから一緒に仕事するのに」
俺 「まぁそうですけど。。(雇用条件がまだっ)」
S 「なっ!頼む!ワシはPCが大の苦手なんや」
俺 「。。じゃあ。。詳細を教えて貰えますか?」
S 「よっしゃ決まりやな!」
「新工場で栄えある1回目の会議やっ!ヒヒッ」
流れで俺は新工場の2ヵ年計画表を作ることになった
工場見学の理由は絶対これだったのだろう。。
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1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m

【第1話】 俺
コメント
コメント一覧 (6)
それより、俺さんバリすげっ!新工場一度見て、
計画書作れるなんて!若い頃相当苦労してきたんですね。流石です。
俺
が
しました
Sさん、策士ですねぇ( ´∀` )
工場施工計画表はゼネコンからでているはずですがね(笑)
初期計画表は立ち上がってから稼働、生産の部分ですかね?
でも新品はいいですよね。アゲアゲです。
うちも今、新規設備と工場内変更工事をしています。
4末で終わる?という計画ですが、本当に終わる事やら…
年内新規工場も計画しているので、今年はわっしょいですね(笑)
俺さんも雇用条件確認前に仕事を振られて、戦々恐々ですね。
でも、Sさんと上手くやったら居心地が良さそうですね。
あーうちも5軸CNC欲しいなぁ…
俺
が
しました
Sさんにうまい事使われているような(;^_^A
でも最後は仕事が出来てなんぼだと思います(俺さんのように(^^)v)
そうやってSさんのようにうまくやっているように見えてもどこかでボロが…
でも俺さんなら大丈夫ですよね!!
俺
が
しました
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