前回の続き。。

久々に会った「策士K」の近況報告は止まらない。

触りを聞いただけでも俺が元・職場に在籍した時と
Kさんの居る今では会社の環境に天地の差がある。

「MD」の運転手をしなくても良い環境に変え、
自分に必要なスタッフを引き抜き工場をまわす、
仕事中はMDを不在がちにして自由に動きまわり、
さらには完全帰国までさせ、MDを交代させる。

策士にとってはこれくらい朝飯前?

あぁっ恐ろしい。。

でもこれが 策士K


俺はもう一歩踏み込んで聞いてみた。


其ノ四】 MDの穴埋対策


俺 「MD。。辞めちゃったんですね。。」

K 「オーナーに命令されたら仕方がないのぉ」

俺 (自分がチクったくせに。。よく言うよ)

K 「まぁ、あの人ならどこ行っても問題ないやろ」

俺 「それで。。新しいMDか何か来たんですか?」

K 「アハ♡ 申し遅れました。。」

俺 (ま、まさかっ)

K 「私、〇〇〇〇支社長のKです(名刺をスッ)」


なんと、理不尽MDを追い払っただけでなく
自らが支社長に登り詰めていたのだ!


K 「予定より遅れたけど全てはワシの計画通りや

俺 (怖ぇぇぇぇえっ 


振り返れば「後輩U太」「Mさん」そして俺。。
その他もろもろの人が策士Kのエジキになっているが
この日に改めて ’’とんでもない人だ’’ と再認識。

俺は出世願望が無くMDになりたいとは思わないが
自分のやりたいことを比較的自由にやるためには
自ら工場トップとなることが最善だろう。

今日俺がずっと感じてた違和感。。

これが冒頭(1/5)でも伝えた温度差。。

俺とKさんのあまりもデカい環境の差だ。

生きるしかばねの様な俺と活き活きとしたKさん。

どこでどうなったんだ。。

ここからKさんは更に熱く語りだした。


K 「MDが居なくなって現場も明るくなった」
  「少し前にワシがタイ人スタッフを全員集めて
   ポケットマネーでパーティーを開いたんや」

  「焼肉屋(ムーガタ)で騒ぎまくってな(笑)」

  「身銭切ったから痛かったけど盛り上がったぞぉ」

  「でも出費10,000バーツであれだけの人数が
   笑顔で食べて飲んで騒げるなら安いもんや」

  「毎月開催して士気を高めたいと考えてる」

  「やっぱりタイでの仕事は最高やのぉ~」

  「日本と違ってやりたいように出来ることが多い」

  「自分が主導になって皆でチーム一丸になって
   一緒に頑張る感じが、たまらんわぁ」

  「ワシ自身も日本では話もできないような
   顧客のお偉いさんと会える機会が多いから
   気合が入るのも良いのぉ、勉強にもなるし」

  「そう言う部分には会社経費をガンガン使えと
   上からもお墨付きよ」

  「で、今ワシのサポート役で秘書的なコを
   探してて、この間も採用面接したんだけどな
   めちゃめちゃ可愛いコが来てな、そr。。」

  「そうそう、MIさんはホントに良い人だn。。」

  「やっぱりタイで仕事すr。。」

  「これかr。。」


俺はこの辺で目の前が真っ暗になっていた気がする。

ハッと気付いた時には次の話題になっていた。。


 「俺ちゃんもココに来て心機一転
   毎日楽しくやってるんだろう?」




今の俺にこれほど俺の胸に突き刺さる言葉はない。


だって全然できていないし、なってない(涙)


キィィ~ッ!!Kぇぇぇぇええええっ!!!!!
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【第1話】 俺