前回の続き。。

「エリート」の厳しい指示に追われまくる俺達。

かなりザックリだが前話までの内容のようなことを
対応しているうちに積もり積もったイライラが
「ビーム」に行き、酷いことを言ってしまった俺。。

肉体的にも精神的にも疲れてしまっていたのだ。

しかしビームとのお別れ以降も「Ｔさん」主導で
キッチリと貫き通したのが ’’週末の飲み会’’

Ｔさんは「週末があるから駐在を続けられる」と言う。

エリートが来てからの会社の状況は最悪。。

俺も全く同じ意見だ。

俺もビームが居なくなった今、癒しが無くなり
どんちゃん騒ぎしないとストレスから解放されない
身体になってしまっていた。

翌日にゴルフがあろうが、部屋での残務があろうが
休日出勤が予定されているとき以外の週末は
とことん満喫するように遊んだ。
※前日深酒しての休日出勤はスタッフへの手前があるため

週末の飲み会は何とか開催したい

このためだけに平日は鬼のように仕事をしており
退勤時間が23時であろうが24時であろうが頑張る！
と言っても決してオーバーな表現ではない。

ある週末、Ｔさんは日曜に『サミティベート病院』で
年一の定期健康診断が予定されていたにもかかわらず
俺の素朴な？質問にこう答えた。


「明日は病院だから週末飲み会をどうするかだって？」

「愚門だね。普段の生活を見てもらってナンボだよ」


この発言。。本気なのか？虚勢を張っているのか？
健康診断なんかよりも週末の飲み会に命をかける。

俺はさすがにそこまでは。。とも思ったが
まったく意味が分からない訳ではない。

最近は出費も抑えられるようになっていた。

例のカモネギ事件からはカラオケクラブではなく
カウンタースナックに通うことがほとんど。

※参照ポチ↓　カモネギ事件（ボッタ事件とも）


どちみちペイバーしない＆出来ないコンビだから
楽しみながら歌えるカウンターバーで十分なのだ。

安く、長く、楽しく、をモットーに遊ぶ。
※たまに度が過ぎて高い時も（笑）

そこでＴさんと仕事の鬱憤。。

いや、エリートへの鬱憤を爆発させる。


ちなみに「Ａ君」はだいぶ前から参加しなくなった。

流石に女のコが好きとは言え肝心のカラオケを
歌うことが嫌いであれば仕方のないことだと思う。
仕事で疲れているからとにかく休みたい、と。

この頃はプロンポン周辺（奇数だとsoi31～39辺り）の
カウンタースナック（中にはBOX席がある所も）へ
ほぼ1週間置きで店を変えながら3～4軒を回っていた。

Ｔさんの中に「同じ店に連続して通うとナメられる」
と言う常連なのにボラれた意識が強く残っているのと
俺の「定期的に店を変えたい」と言う思いが一致し
バンコクで新しいカウンタースナックを探し出すのが
俺とＴさんのマイブームとなっていた。

最終的にひいきになったのがSoi39 『BIG BOX』

もちろんここも同じくカウンタースナックなのだが
直ぐ横で営業するカラオケクラブ『舞妓』の姉妹店で
在籍する女のコが掛け持ちしているからだ。

しかも女のコはずっとカウンター内で居るのではなく
時には横に座るためカラオケクラブと何ら変わりなし！

仕事中はほぼﾀﾋんでいる俺達もこの時間は元気。

しかしﾀﾋんでいると言ってもエリートの考えを
タイ人スタッフに根付かせないと進まないから
俺達もギアチェンジを行い指導、指示は厳しく出し
それを必ずフォローする形でやっていた。

’’以前とは違う’’ と言うことがタイ人スタッフにも
少しづつ伝わり、数字的にも良くなって来ている。

昼間は厳しく指導するＴさん（目は死んでいる）と
週末夜の顔や態度のギャップには笑わせてもらった。


平日、勤務時間中、タイ人スタッフへ。。

Ｔ「君らのフォローは私がするから今直ぐやるぞ！」
Ｔ「この作業はこうするように、良いね？」
Ｔ「不具合発生！原因と対策を徹底的に話合おう！」
Ｔ「全員でチカラを合わせて黒字を達成するぞ！！」

週末の夜、カラオケやスナックの夜嬢たちと。。

Ｔ「♪ ぴーひゃらぴーひゃら！パッパパラパァ～ ♪」
Ｔ「あぁぁぁ、たんのすぅいぃぃ！最ッ高～！！」
Ｔ「俺さん！！今夜も完全燃焼よぉぉおおっ！」


少しずつ仕事の結果は出ている。。これで良いじゃないか（笑）


これぞメリハリ！(*^-^*)
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【第1話】 俺