前回の続き。。

今の会社はほとんどのタイ人スタッフがバイク通勤。

弊社の例で言うとバイク 8:クルマ 2くらいの割合。

バイク通勤であれば通勤の渋滞も避けられるし
途中で買い物がしたいと思えば
駐車場を探さなくてもサッと道端に停められる。

大きな企業になるとタイ人スタッフも多くなるため
大型バスを何台も委託し、各方面へ送迎している。

少し郊外に出ると朝や夕方はボディ横にド派手な
エアブラシで絵を描いたバスが何十台も走っており
それらが企業の送迎バスであることが多い。

ワゴン車などもあり送迎範囲が広がれば広がるほど
良い人材を多く集められるメリットがあるだろう。

しかし中小企業ではコスト的に難しい。

もちろんタイ人も自家用車が欲しいだろうが
かなり高価で簡単には買える代物ではない。

新車を少しの頭金(もしくは0)で後先考えず
7年ほどのの長期ローンを組む者も多い。

各自動車会社もそれが分かっているので
ありとあらゆる一見良さそうなキャンペーンを
出しに出しまくって購入意欲をあおる。

しかし途中でローンが払えなくなり手放したり
金を借りて対応したり、買ったクルマを担保にし
自身が他から金を借りる話はめちゃめちゃ聞く。

クルマを購入する者も居るのは間違いないが
まだまだバイク通勤が一般的だろう。

しかしバイクの台数が多いと事故も比例して増加。

俺自身、バイク事故を見かける日は多い。
※タイの年間交通事故件数は現在世界ワースト2位

事故の原因は飲酒、交通ルール無視、速度違反
違法改造、取り締まりの甘さ等々理由は様々。

俺はその理由のひとつに ’’無免許’’ もあると思う。

日本と違い比較的簡単に免許を取得できるのに
「小さな時から無免許で乗っているから大丈夫!」と
免許を取得をせず乗り続けるているのだ。

ドラテクと交通ルールは後から付いて来るもの精神。

事故るヤツが悪いし、もし検問で引っかかっても
少しの罰金でおとがめなしだから取得しない。

免許を取得する理由を分かってない者も多数。


ある日タイ人スタッフが通勤途中に事故を起こした。


ピックアップトラックと派手にぶつかり全治1ヶ月。

彼の親は「治療費を会社が負担しろ」と言ってきた。

朝の始業前点検に遅れると叱責されるのが怖く
無理なスピードで運転をしたからだ
、と言うのだ。

もちろんこのスタッフも ’’無免許・無保険・改造車’’

ミラーやカウルは潔く取っ払われ、シートは薄々、
タイヤは自転車か?と思うほど極細で
カッコよく言えば軽量化してあるタイプ。

周りから聞くとこのスタッフは普段から運転も荒く
かなりのスピードを出していたのが簡単に想像はつく。

夜中にウルトラマン飛行スタイルでバイクに乗り
国道をカッ飛ばすグループに所属していたであろう。

もちろんタイにも保険屋はあるが保証はしれている。

そもそも保険料を支払いたくないので未加入が多い。
※周りで加入者が居たためし無し

嘘かホントかあまりにもバイク事故が多すぎて
まともな保険会社をやっていると保険金支払いで
直ぐに破綻し倒産すると聞いたことがあるほどだ。
※だから保険料がクソ高く簡単に入れないとも
※一方クルマは保険会社が多くしっかりしている


もしバイクが完全に悪くクルマに追突したとする
バイク側は「お宅は立派な保険入ってるでしょ?」
「そっちの保険で修理してよ」と言うだろう。

しかし今回、会社も責任を感じて治療費の一部を負担。

この事例はエリートからすると大打撃だ。

普段俺達がメチャクチャ言われている様に上から
どんな管理をしているんだ?と言われるのだろう。

よってここでまた新たなルールが完成。

「3ヶ月以内に無免許の者はバイク通勤を禁止だ!」


これでまたスタッフが減ったのは言うまでもない


タイ人はバイク免許取得の意識はかなり低い。
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【第1話】 俺