前回までに紹介したカラオケ会計でのプチ事件。。

この記事を書いている時に思い出したエピソードがあり
忘れないうちに皆さんにお伝えしたく割り込み投稿。

タイに遊びに来た皆さんにも降り掛かる可能性もある
レストランでの会計トラブルの体験談を紹介したい。

実名を出して良いかどうか悩んだのだが
本当のことなのでズバッといきましょう。


時はさかのぼり2001年。。

まだ駐在員を開始したばかりの頃のエピソード。


俺たち駐在メンバーはタイ駐在員になってから
他業者含め色々な方に会う機会が多くなり
それに比例するよう食事会をする機会が増加。

そこで俺たちの中で定番化していた店。

外国人観光客や地元でも有名なレストランで
立地は日本人居住区のど真ん中。


スクンビット soi 39入口にある 『COCA（コカ）』


何度も物語で紹介したタイスキ『MKレストラン』の
本格的バージョンとでも表現すれば良いだろうか？

日本には無い店の雰囲気や誰でも食べられる味、
さらに何よりも安いと言うことで何度か通うように。

この直ぐ裏手に当時通っていたカラオケクラブ
『恋人 KOIBITO』や『恵理加 ERIKA』があり
移動も便利で重宝していた。※現在は閉店（涙）


その日、俺たちは2階席へ案内された。


俺達は日本人ばかりの7人で丸テーブルを囲み
いつものように会食がスタートした。

俺は正直「MKのほうが美味い！」と思っていたが
雰囲気はCOCAのほうがタイらしく不満は全く無し。

仲間内での談笑が続く。。

食事も終わりビールも注文しなくなった頃を見計らい
店側が「お会計ですか？」と訪ねてきた。

もちろん自分たちの座っているテーブルで支払う
バンコクレストラン定番のスタイル。

店は超満員で外で並んで待ってるお客さんも見えた。

店側も回転率を上げたいから急いでることが分かる。

メンバーのひとりが在タイ歴が長く皆にこう言った。
※在タイ歴長い人・・・以下、プロ


プロ「コカは飲んだビールの本数を多く誤魔化すことで
　　　有名だからこの会計レシートをよく見て
　　　実際の本数と比べることが必須です（ドヤっ）」


館な感じで高々と自信満々のドヤ顔で言ったから
俺達も「ほほぅ～ 流石プロですね！」と感心した。

レシートを隅々までじっくり読み
内容を照らし合わせ確認する。

これは決して恥ずかしい行為ではない。

店側に悪意のない間違いも多くあるからだ。

特にタイ人のお客側は当たり前のようにレシート確認し
注文したけど来ていないメニューなど直ぐに指摘する。


何枚も重なったレシートをじっくり見るプロ。

すると。。


プロ「あ、逆にビールが3本少ない（笑）」
　　「足元に転がってるビンの分が入ってませんね」
　　「もうこのまま出ちゃいましょ（笑）」


これはこれで良くない行為だが、俺達は素直に従い
合計額を割り勘にし、それぞれがプロに手渡した。

プロはそれをまとめて先ほどのボーイに支払い
キッチリとお釣りを受け取り、チップも渡して完了。


プロ「まぁこれで良いでしょ！（ドヤっっ）」
　　「店側がこの値段って言うんだから（笑）」
　　「少しチップも置いたし問題ありません！（笑）」
　　「これに懲りて店のタイ人スタッフの教育を
　　　しっかりやるようにすれば良いんですよ（笑）」


「さすがタイ（笑）テキトーだなぁ（笑）」
「じゃ、次はカラオケでも行きますかぁ（笑）」
なんて言いながら俺達一行はワイワイと1階に降り
メインの出入口から出ようとした、その時だ。。


なんと。。


店員「ちょっと！お客サン！お会計！！」

俺達「ん？？」

プロ「いえ、上で払いましたよ？（笑）」

店員「いやいや、まだですよ（笑顔）」


ざわ・・ざわ、ざわっ・・


プロを先頭に俺達全員が「？」だ。

店員は「食い逃げですか？」と言わんばかりの顔で
さっきとは違うレシートを持ってきた。


プロ「やられた！！！」


そう。。

俺達のテーブルの会計に来たタイ人のボーイは
タイスキCOCAの店員ではなかったのだ！

外国人客の無知さと店の混雑を利用した
結構有名な手口に引っ掛かってしまったお話。

そしてこの謎のボーイ。。店側とグルの可能性大。


しかもビール代金はきっちり正規の本数でカウントされていた


皆さん！レシートは必ず確認しましょう( ˘ω˘ )
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【第1話】 俺