前回の続き。。

転職先の駐在員「Tさん」と週末サシ飲みの3次会。

存在は知っていたが初めて来たカウンタースナック。

※他にもカウンターバー、カウンターカラオケなど
 呼び方はあるが痛感物語ではスナック版を採用

入った瞬間感じたことは、お客さんはたくさん居るが
場が盛りあがっているかどうかと聞かれれば普通。

飲みながら歌ったり他の客の歌を聴いて拍手したり
ザ・日本のスナックと言った感じ。

’’知る人だけが知る憩いの場’’ 的な
内輪ノリの雰囲気は感じ取れたが問題はない。

カラオケは何曲かが連続されて予約されていたが
「まずは駆け付け3杯よ」と言わんばかりに
チーママがTさんの曲を割り込み予約してくれた。

俺がデンモクの選曲を除くとカラオケ『〇〇〇』で
毎週毎週聴いているTさんトップ3の曲だった。


ここで俺とTさんは話さずとも目と目で通じ合った。


(ここはひとつ新参者の力を見せてやろうじゃないの)


先ずはバブルガムブラザーズ「WON'T BE LONG」
コイツで軽~くご挨拶をすませる。

続いて2曲目はAKB48「恋するフォーチューンクッキー」
ソッチ方面もいけるのかよ、と感心を得た。

ラストは郷ひろみ「ゴールドフィンガー'99」で
周りのお客さんを上手くあおりながら熱唱。

マイクと場の雰囲気。

Tさんはさっきまで若干凹んでいたが
ここに来て不死鳥の様に蘇った。

俺はTさんの歌にあわせ、客が座っている席の後の
狭いスペースで「あーちーちー」と掛け声と踊りで
盛りあげ役を買って出る。

店側は「なんだこいつら?」と思ったかもしれないが
他のお客さんがワーっと盛り上がった瞬間
それは「もっと店内を盛り上げて」に変わっていた。


ここで余談。。

バンコクのカラオケでは ’’定番曲’’ が存在する。

タイにもデンモクが導入されてからは選曲前に
必ず履歴を見るが本当にどの店もよく似た傾向。

これは面白いかもしれないのでいつか紹介したい。

タイでのカラオケ遊びが好きな方は
必見となるようなものにしたいと思う。

少し例を挙げると女性歌手なら中島みゆきの「糸」

男性歌手ならワンオクの「Wherever You Are」

ノリの良い曲なら今回Tさんが歌った曲など。

履歴の3ページ以内に必ず入っているだろう。

そしてこれらをそこそこ歌えるようになれば
カラオケ嬢にウケること間違いなし!

一緒に歌って盛り上がれることも!


そんな余談はほっといて。。


俺達につられる様に他のお客さんも立って踊り始め
その流れで女のコもカウンターから出てきたり
カウンターに上に立って踊ったりと大盛り上がり。

さらにTさんは2次会のカラオケ店で引いたクジで
残念賞?だった比較的小さなぬいぐるみを投げ出した。

それもポン、ポン、ポーンと。

Tさん。。アンタ一体何回クジを引いたんだ?(笑)

ここでもそれを女のコがキャーキャーと拾う。

改めてTさんがスーパースターにしか見えない(笑)

この感じで約2時間!

他のお客さんや店の女のコとはすっかり意気投合。


「面白い人達だなぁ(笑)来週またココで!(笑)」

「チョンゲーオ!!」


しかも会計1,400バーツ。

ちょっとウザイ奴らと思われたかも知れないが
大ダメージ後の気分転換だからご勘弁頂きたい。


しばらく続くカウンタースナック巡りが始った夜の出来事だ


ス〇ベがなくても楽しめたら良いじゃないか(^^♪
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【第1話】 俺