前回の続き。。

俺が退職すると決意してからの日々。。

「MD」との関係は少しギクシャクした感はあったが
考え直せと言われたりすることもなく普通の毎日。

一瞬、退職することが本気だと捉えられてない?
伝わってすらいないのでは?と錯覚するほど。

少し前にタイ人マネージャーが2名辞め
次は日本人マネージャーが辞めるんだぞ?

MDに焦りは無いのか?

去る者追わず?

どうあれ俺は辞める。

辞めると決めてからはプレッシャーもなくなり
仕事にもあまり身が入らず、どことなく
ふわ~っとした日々。


一番うろたえているのは、同部署で一緒に仕事をする
営業タイ人スタッフ「BIG」だと思っていたが。。

以外にも彼は冷静だった。

俺が居なくなれば仕事の負荷が高まるはずなのに。

ちなみにBIGは闇営業ストライキ事件の時
シャッター前の反発メンバーに入っておらず
中立の立場を最後まで貫き通した。
※BIG・・以下、B


B 「俺サンが辞める気持ち、わかります。。」

俺 「もうこの会社には見切りをつけるよ」

B 「私も辞めたい。。55」

俺 「でもまだ転職先も決まってないから焦るよ」

B 「俺サン。。もしタイでずっと居るなら
   私と一緒に何か商売をしませんか?」

俺 「おぉ!そうしよう!!ビザは貰える!?」
  「。。と言いたいところなんだけどね。。」
  「俺には軍資金がまったくないよ(笑)」

B 「この話に飛び付いて来ると思いましたが
   冷静な判断ですね 555」

俺 「300万バーツくらい貯金ができたら頼む(笑)」

B 「あっ、じゃあ今までに貯まったお金で
   自家用車を購入するのはどうですか?」

俺 「いや、そこまでは貯まってないって(笑)」

B 「違います。キャッシュ一括払いじゃありません」
  「1年以上勤務してるからローンが組めます」

俺 「あぁ。。その頭金ってことね」

B 「転職すればまた最初からなので無理ですよ」


なるほど。。

同じ職場で1年以上勤務すると信用ができて
クルマを購入することに関しては
外国人でも銀行からお金を借りられるのか。。

んー。。良いアイデアかもしれないな。

俺も現地採用なのに自家用車を持っていないのは
どうなのか?と思うことも度々あった。

もし自家用車があれば便利だし、転職するにしても
会社の場所や通勤条件などこだわる必要が無いから
転職先の幅も相当広がるからなぁ。。

扇風機や掃除機なんかを買った後
持ち帰りにも苦労していたけど
そんな煩わしさもなくなるだろう。

あ、引っ越しも俺ひとりでできるな。。


俺 「でも色々手続き面倒臭そうだね」

B 「私に任せてください」
  「ブローカーの知り合いが居ます」

俺 「あぁ。。ディーラーじゃないんだ。。」
  「また何か怪しいんじゃないの?」

B 「そんなことないですよ 555」
  「俺サンと私の仲じゃないですか 555」

俺 「それってどのメーカーでも大丈夫なの?」

B 「はい。BMWでもベンツでもOKです」

俺 「そんな高価なのは無理だよ(笑)」

B 「じゃあ安くて頑丈な日本車にしますか」

俺 「だね。。辞めるまでに車種を考えるよ」

B 「決まりですね」


そんなこんなで俺は念願の自家用車を手に入れた。

そしてBIGは数%の紹介料でも貰うのだろう。

そのためなら俺が会社を辞めても
自分の作業負荷が高くなっても構わない?


とにかくBIGは面倒見は良いがお調子者でちゃっかりしている


でも知らずに退職してたら全てはオジャンだった。
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【第1話】 俺