前回の続き。。

タイ駐在員として8年在籍した古巣を訪れた俺。

その古巣は ’’責任者不在’’ でも活気に満ち溢れていた。

日本の本社なんかとは違い、ヤル気が伝わってくる。

しかし肝心な時にも責任者が居ないと言うことに
大きな問題があるのだ。


タイ人スタッフ「ゴルフ」が言うには
つい最近もこんな感じのことがあったと。。


今月の頭に日本人のお客さんが工場視察に来た。

その前に「Kさん」はこう言い放ったらしい。


「ここはお前らの国、お前らメインで対応しろ」


そして当日Kさんは本当に出席せず、ゴルフたちは
質疑応答に満足に答えられずシドロモドロ。


。。はぁ~??


突発的な顧客の来訪で責任者不在なら理解できる。。

でもそんな前からわかってる予定に
合わせられないってどう言うこと?

ありえんっ!

俺は少しでもタイ人スタッフを楽に。。と言うか
不満を少なく仕事をさせてやりたいと強く思った。

しかし、ここで俺が元勤務先(本社)に連絡して
「何かおかしいですよ?」と言うのも超お門違い。

俺はもうこの会社の管理者でも関係者でもない。

退職する意思を伝えた時、皆から引き留められたが
それを振り切って無理やり退職したこともあり
これからは二度と会社と関わってはいけない
関わるようなことをする権利もない、と考えている。

それにしてもあんまりだ、Kさん。

まだ予測段階ではあるが、工場にはほぼ出勤せず
タイ人スタッフに任せきりや電話での指示のみ
自分はべっぴん秘書「ヌイ」と昼間からデートして
夜はタニヤでカラオケ夜遊び三昧。

こんなことがKさんのやりたいことなのか?

俺は不満からか、Kさんの嫌な部分だけを思い出す。

そもそも駐在員生活が終わったのはKさんキッカケ。

自分のやりたい放題、気に入らない奴は即帰国の刑。

俺はともかく、仕事の中心となるタイ人スタッフに
自分のわがままで苦労をかけるのはダメだろう?

考えてると不満が大きくなってイライラしてきた。

短期支援とは言え「U太」への仕打ちも酷かっ。。

あっ!U太!

Kさんにタイ支援期間強制短縮の刑をくらっており
未だにそれを恨んでいるU太(現在は笑い話だが)
※参照ポチ ↓ 無念の強制帰国


この日の夜、移住後に初めてU太に電話を掛けた。


俺 「もしもし、元気か~?」

U太「もしもし!俺さん!どうですかタイは?」

俺 「まぁボチボチやってるよ」

U太「FB見ましたけど20連勤でしたっけ?(爆笑)」

俺 「いや、26だから(笑)」

U太「夜遊び行ってないんですか?」
  「らしくないですね~(笑)」

俺 「いや~、遊びもボチボチ。。」

U太「わかりますけどね、俺さんのボチボチは(笑)」
  「でも実際そっちに住むとそんなものですかぁ」

俺 「そう。いつでも行けると思ったら腰が重い」

U太「えぇ?アイちゃん調査してきて下さいヨ(笑)」

俺 「は?もうタニヤの店なんか辞めてるだろ(笑)」

U太「えー(笑)そんな(笑)」
  「僕の中では タイ=アイちゃん なのに(笑)」

俺 「日本と違ってひとつの店に長く在籍するコは
   珍しい方だと思うよ」
  「そんなことよりサ、Kさんの情報ってある?」

U太「え?タヒ刑執行人?」※お互いこう呼んでいた
  「まだ帰国してないから。。何も。。」

俺 「ちょっと小耳に挟んだんだけどサ。。」


俺はU太に今日ゴルフから聞いたことを
シリアスじゃなく笑い話の雑談程度に話をした。


俺 「ま、だからどうしたってことはないけどね!」
  「もう俺は会社と関係ないし。皆には言うなよ


しかし俺はU太の性格から、この内容について
会社の誰かに話をすることはわかっていた。


俺の元・職場は噂話やゴシップが大好物なのだ(笑)


U太の立場上、直接的に役員に話すわけではない。

間違いなく仲の良い同僚から。

しかもKさんには恨みがあるので話はスタート時点で
尾ひれはひれが付いているはず。

それを聞いた同僚も誰かに話たくてたまらないだろう。

しかも重ねるごとに話がどんどん盛られていくのも
元・職場の大きな特徴だ(笑)

以前、総務部の女性と現場の男性社員が会社の指示で
ホームセンターに特殊な接着剤を買いに行っただけで
後日噂で「2人は不倫関係で家族を絡めて泥沼らしい」
とまでなっていたほどに(笑)

ふふっ。。

この話も徐々に噂として会社中に広がるだろう。

いつか何らかの形でKさんにも届くはず。


ジワリジワリと動く俺特製時限爆弾のセットが完了だ


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【第1話】 俺