タイ若!痛感物語「第12章」開始。

俺の仕事をサポートしてくれるタイ人「BIG」

営業部門に籍を置くタイ人スタッフとなる。

タイ人には珍しく大柄で頭髪の薄い38歳。

容姿は漫画キン肉マンの「筋肉スグル」に似ている。
※マスク着用時

生まれたときから大きかったからなのか?
ビッグというニックネームになったのだろう。

BIGは俺の話すタイ語の文法が間違っていても
正確に理解できるし、逆に俺に話しかける時も
分かりやすく言葉を選び説明することのできる
気の利いたタイ人スタッフ。 ※既婚者・子あり

そしてかなりの親日派。 

しかし俺の第一印象は ’’ちょっと変わったヤツ’’

パッと見は頼りになりそうだが相当なお調子者。

実際に会社のタイ人スタッフ内でも少し浮いているが
慣れてくると人懐っこく思える良いヤツだ。

このBIGの話は面白く、俺の興味を引く内容が多い。

時事ニュースにも強く、タイ情勢や事件ネタは
BIGから聞くことがほとんど。

とにかく顔が広くて物事をよく知っている。

営業仕事でBIGと共に行動することが多いのだが
どこへ行っても「ピー BIG」と声を掛けられ
初めて会うと思われるタイ人にも一切物怖じしない。
※ピー〇〇。。年上の方に声掛けする時のタイ語

それは客先でもただの屋台などでも同じだった。


そして彼は常にサイドビジネスのことを考えており
その関連話を俺に語るときは喋りが長いのも特徴。

最低の生活費をキープするためサラリーマンを続け
奥さんやその周りを上手く巻き込んでサイドビジネス。

例えば。。

・コーヒーショップ経営
・洗車場経営
・高級ブランドバッグの転売(奥さんメイン)
・建設作業(何でも屋)の元締め etc...

しかし、コーヒーショップと洗車場の経営は
どちらも2年以内に撤退している。

原価をあまり考えず、お客さんの喜ぶ顔優先で
経営をしていたらアッという間につぶれたらしい。

何度も言うが、彼はとにかくお調子者なのだ。

いまは海外ブランドバッグの転売を奥さんに任せ
建設業(何でも屋)を自分の実のお姉さんに任せ
細々と副収入を得続けているようだ。

そんな中で俺が一番興味を引いて面白かったのは
BIGの友達や知り合いの多さ、夜遊び好きが高じ
’’小さなパブのオーナー’’ となり経営していた過去。

地元警察とも上手くやりそこそこ起動に乗った頃
パブで雇っていたダンサーと一線を越えてしまい
それが今の奥さんにバレて泣く泣く権利を手放し
反省の意味と誠意を込めて結婚となったらしい。
(BIG・・以下、B)


俺 「その話面白いなぁ(笑)」

B 「でしょう~ 555」
  「人生色々ですよねぇ 555」

俺 「俺もクラブ好きだからその話は興味あるよ」

B 「金とがあれば簡単ですよ555 やります?」

俺 「また調子の良いこと言って、大金だろう?」

B 「やり方はいくらでもありますヨ」

俺 「まあ、店の規模にもよるよなぁ」

B 「俺サン、もう日本には帰らないんでしょう?」

俺 「そのつもりだけど?」

B 「お爺さんになれば、何もないと困りますよ?」

俺 「うーん、確かに。。興味はあるんだけど。。」

B 「一緒にやりましょうよ!」


これ系の話が大好物なBIGは更に興奮気味に話し
俺に興味を持たせようと?切り込んできた。


B 「俺サンはオーナーですから営業中に行けば
   ウエイトレスやダンサーがバッと囲んで
   気分が良いの間違いなしです」
  「店内にVIPルームを作れば最高の時間ですよ」
  「皆がオーナーのことは気遣ってくれるし
   なによりモテるし、ワイワイ楽しいです」
  「スッヨーマーク!(大変すばらしい!)」
   ※想像で大興奮しているw


。。まぁBIGはそれで失敗しているのだが(笑)


B 「今、ラマイントラ地区に居抜きがあって。。」
  「リノベーションして、あーしてこーして。。」
   ※ラマイントラ・・・バンコク北部


ま~た始まった(笑)

タイに長く携わる外国人が一度は夢に思う
’’タイでの個人経営’’ (オーナー業含む)

お調子者BIGの話は毎回話半分で聞いているが。。


俺はこのタイランドでサラリーマンとして一生を終えるのだろうか?


未来は誰にもわからない( ˘ω˘ )
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1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m
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【第1話】 俺