前回の続き。。

私生活もそうだが職場で驚いたことも多い。

久しぶりの本社工場の現場に入って俺は
’’工場が稼動していない’’ ように感じ取れた。

ここのコピー工場を目標にタイ工場を作った筈なのに
なんとなく、のんびりしている様に感じるのだ。

低負荷でバタバタしていなかっただけかもしれないが
タイ工場のようなスピード感が全く伝わってこない。

こうしてみるとタイ人スタッフは頑張っていたのだ。

しかしここでは現場のトラブルはあきらかに少ない。

何か問題が発生しても個々で解決する能力があるから
管理職まであがっていかないこともあるほどだ。

本社工場はスタッフ全員がプロフェッショナル。

「先週まではバイタクの運転手でした。テヘペロッ」

なんてヤツは誰ひとりとして存在しない(笑)

もちろん新人は居るが30年越えのベテランも多い。

新人も常に直ぐ近くで仕事をするベテラン社員からの
’’日本語 ⇔ 日本語’’ 同士の完璧な言語と考え方で
指導がされるので仕事の上達も早い。

タイではタイ人スタッフに説明したあと元気よく
「クラップ!(はいっ!)」と返事はしてくれるが
その意味はアナタの言っているタイ語は理解した
と言う意味のクラップ!であるだけで
次に何を行動して良いかは全くわかっていない。。
なんてことも多々あるのが普通だ。

しかし俺はそんな本社工場の新人君たちから
「あぁ、あなたが俺さん?話には聞いてます」と
なんとなく中途採用的な扱いをされる(笑)

そりゃそうだろうな。。

俺と入れ違いで入社したならば8年目の中堅だ。


そんなことはさておき、俺はある人物を探していた。


早く会いたい。。


その人物は喫煙所に居た!

ダッシュで駆け寄るっ。


俺  「Mさんっ!!」

Mさん「おーう、お疲れさ~ん」


俺より少し前に「策士K」の手によって追放された
タイで中の良かった「Mさん」だ。


近づいて直ぐに感じ取れたことなのだが
Mさんはすっかり疲れ果てた顔をしていた。

あの元気ハツラツ夜の帝王Mさんとは
あきらかに雰囲気やオーラが違う。

白髪も多く、なんとなく覇気がないのだ。

バンコクでは2週間に一度、必ず床屋に行き
毎週末はカラオケやゴーゴーで女のコと踊り狂って
若々しかったMさんは何処へ。。


Mさん「あの件はスマンかったな」
   「ホンマ助かったよ」

俺  「いや、お安い御用ですよ」


【物語では未紹介】
Mさんは本帰国後にオキニに送金をしたかったが
当時は銀行での海外送金手続きが異常なまでに面倒で
タイ出張者に日本円を託し、タイ側で俺が受け取り
それをバーツに両替してオキニを訪ね渡してあげる。。
と言う極秘プロジェクトがあったのだ。

このとき俺はタスキ第4走者を初めて見ることになるが
ラマ4世通りの散髪屋の綺麗なタイガールだった。


Mさん「今週は残業で忙しいから来週末くらいに
    俺ちゃんの ’’お帰り会’’ やるかぁ」

俺  「マジですか!メッチャ嬉しいです!」


夜の街で一杯やるぞ。。の勢いは少し感じ取れたが
夜遊び全開バリバリだったあのMさんとはほど遠い。

物語内で紹介したが「I先輩」も「M先輩」も
家庭の事情で既にこの会社を退職してしまっている。

※参考ポチッ I先輩の場合


※参考ポチッ M先輩の場合


沈んだ顔の従業員。。

現場の雰囲気はお通夜レベル。。

未だ変わらないブラック企業体勢。。


俺はこれからこんなところで仕事をしていかなければならないのか。。



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【第1話】 俺