前回の続き。。

週に一度の楽しみでやって来た soi4 バービア『H』

しかしお目当てのバービア嬢「ベンツ」が居ない。

今日は失敗したな。。なんて思ってた時に
思いもよらないサプライズがあった。

バーの奥からケーキを胸元に持ったベンツが登場。


「ハッピーバースデー！俺チャン 」


俺は感動で思わず涙してしまった。


俺にも色々と分かってくれる友達が居たという感覚？

「Ｍさん」「Ｉ先輩」「Ｍ先輩」がタイに居た時は
いくら仕事が忙しくても乗り越えることが出来た。

友達感覚と言えば失礼だが楽しく仕事ができていた。

それが今は駐在員第一期生と呼ばれるのは俺だけで
ただ単に激務な毎日を過ごすのみ。。

あの時〇〇だったね、と話し合える人物は誰も居らず
寂しかった思いが今ここで溢れ出したのかも知れない。

しかしながらこのとき自然に流れる感動の涙は
全くと言って良いほど恥ずかしいと思わなかった。

周りの知らないお客さんも俺へのサプライズを察し
指笛をピューッっと鳴らしたり拍手を送ってくれた。

俺は涙を拭いながら軽く会釈で返す。

ベンツの後ろからママさんもリズムに合わせて
踊り（体を揺さぶり）ながらこっちにやって来た。

2人共、俺が来る前にバーの裏に隠れていたのだ。

きっとsoi4の入り口くらいにバーのスタッフを立たせ
俺が見えたら直ぐ電話して！くらい言ってたのだろう。

「森 久美子」とは言わないがそんな体型のママさん。


ママ　「聞いたよ～ 俺チャン」
　　　「先週ベンツを助けたんだってね」

俺　　「メチャメチャ怖かったけどね（笑）」

ママ　「アンタ、ガリガリのくせにやるわね 555」

俺　　「ティーラックだから俺が守らないと（笑）」
　　　　※愛おしい人


そして「誕生日祝いだ」と俺のほっぺにチュッ（笑）

俺も「コップンカーップ！」と目一杯のハグで返す。


ベンツ「ママ！駄目駄目！私のダーリンよ！555 」


テーブルに置かれたケーキには上手とはいえないが
ベンツと俺のリアルな顔が色チョコで書かれていた。

そして真ん中には ’’Happy Birthday 俺’’ の文字。

わざわざ何処かの業者に頼んだのであろう。


ちなみに俺の誕生日は週明けだ（笑）


俺は店に居る全員にドリンクを振るまった。

もちろんバンドマン達にもだ。


ママ　「あらら。。沢山ありがとうね」

俺　　「もう！今日は頑張っちゃうよ（笑）」

ママ　「いいや、大丈夫だよ」

俺　　「ん？」

ママ　「食べたら今日はベンツと遊びに行っといで」

俺　　「え！？」

ママ　「ただし！！Hは絶対ダメだから！ 55555」

俺　　「ママさん！ニク過ぎるよ！」


ベンツはいつものサッカーユニフォームを着てたけど
それを脱いだらすでにチューブトップで準備万端。

2人でここまでのストーリーを考えてくれていたのだ。


ベンツ「えへへ   よろしくね 」


この日は冗談では無くベンツと手を繋ぎ本当に外へ出た


にくいぜママさんっ！(*‘∀‘)
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1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m
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【第1話】 俺