タイ駐在員の仕事は何故トラブルが絶えないのか?

俺と同じように駐在員として工場で働く方なら
共感していただけると思うが(ウチだけか?苦笑)
毎日と言っていいほど何かしらの問題が発生する。

そして管理者の日本人がその対処に追われる。。

そして退社時間が遅くなる。。

もう何度目だかわからないが本社に支援を再要請。


今回支援に来てくれたのは前回と同じく「Kさん」

前回「U太」と一緒に来てくれたベテラン社員だが
滞在中に ’’とある自分が気に入らないこと’’ が発生し
その原因となるU太を強制帰国させた張本人。


やはりKさんは、かなりの曲者だった。

良い悪いは別とし ’’俺の人生のレールのポイント’’
イジくった人物のひとりなのは間違いない。


ここから面白くもなんともない話になるが
今後に繋がる重要なことなので読んでいただきたい。

。。。

まず今回タイ側から本社に支援要請を掛けたときに
「タイ慣れしてる自分が最適」と立候補したようだ。


【日本の本社 人選会議】

役付A「今回は誰をタイに派遣する?」

役付B「全従業員を順番に勉強も兼ね行かせよう」

Kさん「いえ!自分がもう一度行きます!」

役付B「は?聞いてた?さっき順番にって。。」

Kさん「理由があります」

役付A「ほほぅ?」

Kさん「前回の支援で気が付きましたが。。」
   「短期では身体がタイに慣れた頃に帰国になり
    十分なチカラが発揮できません」

役付A「それは一理あるな」

Kさん「それに自分は恥ずかしながら独身ですが
    そのぶん何ヶ月でも支援できます」
   「次は管理作業だけでなく実作業もします」
   「自分の就労ビザの手配をして下さい」

役付A「凄い意気込みだな。。」

Kさん「I君のときは大変だったじゃないですか」

役付A「奥さんが会社に乗り込んで来たな(苦笑)」
   「思い出しただけでゾっとするよ。。」

Kさん「とにかく自分がタイに行けば即戦力ですよ」
   「トップのNさんも帰任が近いと聞きますし」

役付B「Kが居なくなるとコッチの仕事も大変だな」

Kさん「日本での仕事も心配ですがフットワークで
    日本とタイを何度でも往復しますよ」

役付A「わかった。今回もう一度Kに任せるよ」


そしてKさんが長期の支援者としてタイに来た。

まずこれがズル賢い。

数ヶ月~年単位でタイで仕事をすると言ってるのに
駐在員ではなく、あくまで ’’出張扱い’’

以前紹介したように駐在手当はほとんど何もないが
出張になれば話は別となり、きちんと日当がでる。

もちろん駐在員の規定を全て知ってるKさんは
駐在員を頑なに断り、出張扱いを絶対的にキープ。


そしてKさんの支援期間中にタイで俺らの上司となる
「Nさん」が予定通り任期満了で本帰国。

ここまでは何の問題もなかったがトップのNさんが
居なくなってからKさんの本気スイッチが入った。

Kさんは会社での出世願望があるというか
場を仕切りたい願望が非常に強い人物で有名。

「最年少で役が付いたのはワシやからのぉ」が口癖。

そして50歳になろうとしているが未だに独身。

「仕事一筋、結婚なんかしたくない」と言っていたが
実際のところは性格に難があったんだと思う。

今で言うモラハラ系になるのだろうか?

例えば冒頭で紹介した ’’U太緊急帰国事件’’ だ。

※参考ポチ↓ 志半ば(涙)


俺達はタイで全員が一丸となり仕事をしている。

その息抜きでささやかな夜遊びを楽しんでいるのに
Kさんは自分が気に入らないことがあると
後輩U太にしたような酷い仕打ちをする人間。

上層部に顔が利くのか?可愛がられているのか?
何か秘密を握っているのか?
とにかく自分の思い描いた通りになるよう、
色々と仕切れる権利が回ってくるよう、
裏で小細工をするのが非常に得意。

自分の描いた理想のようにならないと気に入らない
自分より良い思い、得をしている人が気に入らない
自分よりタイガールにモテているのが気に入らない

自分自身は「そんなことはない」と周りに振舞うが
こういう傾向が強く表れる人だ。

Kさんと話をすると何でも説明が長い。

「そこまで言うなら、そうなんだろうな。。」と
納得してしまうというか錯覚に陥ることが度々ある。

自分を完全に守れるような「自分は一切関係ない」
「そうなるべくしてなった」「こうするのが最善」
誰しもが納得するような上手な説明。

「確かにKさんの言うとおりだな!」と
みんなが騙されるとでもいうのだろうか。

いや騙されてはいない、絶妙なところを突いてくる。

しかも直接本人に詰め寄って落とすのではなく
上層部や話に関係ない部外者に説明し賛同を得て
完全に ’’外堀から埋めていくタイプ’’ だ。

自分の手は汚さずに自分の思い通りにコトを進める。

前回のタイ支援でカラオケ嬢に溺れたKさん。

タイでの生活に完全に味をしめている。

どうにかしてタイラインドにずっと居たい
そのためにはタイ工場を仕切る必要がある。

今仕切っているのはKさんより年上の「Mさん」


なんと後輩U太の次に餌食になったのはMさんだった


え!!!先輩までも!?
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1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m
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【第1話】 俺