痛感物語サイドストーリー的な話をもう少し。。

交通違反に関する ’’袖の下’’ について話したいと思う。

俺の勤めている会社の通勤は基本 ''乗り合いワゴン''

朝は定刻に発車する時間までに乗り込めば良いのだが
帰りの退勤時間については部署の違うメンバーだから
一緒にアパートに帰るということはほぼ不可能となり
営業用社用車を自分で運転して通勤する日も多く
もちろん顧客訪問時もワゴンが使えないときや
帰りが遅くなるのが予め分かっている時ときは
自分で営業用社用車を運転し移動することが多い。

中小企業(塩対応企業)の辛い所よ。。

理由はともあれ、やはり運転する時間が長くなると
比例してと言うか警察のご厄介になる確率がアップ。

俺も片手では数えられないほど検問で止められたが
その場で警察官に袖の下を渡し、何も無かった事とし
警察署に行くこと無く切り抜けることが多いのだが。。

そのなかでも印象的だったことを
3話にわたって紹介したい。


赤ナンバープレート(新車の仮ナンバー)

皆さんも街で見かけたことがあるでしょう。

日本でもタイでも同じクルマの前後に取り付いている
通常は白地のナンバープレートが赤色のものを。

※2年前の写真で仮ナンバーなのでモザイク無しとしました
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買ったばかりの新車は必ずこの赤ナンバーとなり
日本でいう ’’仮ナンバー’’ の様な存在となる。

その期間は通常であれば約1ヶ月~3ヶ月。

そしてこの赤ナンバープレートの期間の場合
走行に少し制限が入る ※2005年時点情報

・朝6時~夜20時以外は走行不可
・登録地から他県に移動してはならない
・スピード制限もある? ※これは不明確

。。。

ある日、顧客まわりで帰宅の遅くなった俺は
帰り道のモーターウェイの料金所で止められた。

乗っているのは納車1ヶ月目の赤ナンバー社用車だ。

俺は赤ナンバー制度(他県移動・時間)を知っており
何なら今日は遅くなるのも予め分かっていたため
会社側に「違うクルマに乗りたい」と訴えたが
「空いてないし、簡単に捕まるものではないよ」と
押し返されて渋々運転することになったのだが。。

こういう時に限って悪い予感は当たる。


ピーッ!ピーーーッ!!(警察官の吹く笛)


間違いなく俺のクルマを指さして「路肩に寄れ」の
ジェスチャーをしている警察官。

警察官の誘導されるがままにクルマを端に寄せた。

恐る恐る運転席側の窓を開ける。


警察官「赤ナンバーやんけ。今何時思とるんや?」

俺  「コートー カップ。ピー (ワイ) 」


すると警察官は俺を見るなり態度が変わった。

日本人だと気づき英語で話しかけてきたのだ。

この時の会話を簡単にまとめると。。


警察官「ここで免許証を渡して色々難しい手続きして
    警察署に行き無駄な時間を費やすか?ん?」


俺は瞬時に ’’袖の下の要求’’ だということがわかり
’’タイ検問あるある’’ として200バーツを差し出し
この場を切り抜けようとした。

しかしその200バーツを見た警察官は首を横にふり
「今日はまだご飯食べてないんだよね」と言いながら
予め準備していた ’’1,000B’’ と書いた紙の切れ端を
俺に突き出して見せて来た。

(1,000バーツ要求なんて聞いたことがないぞ。。)
(しかもまだゴハンを食べてない?。。だと?)

俺はこの時、在タイ期間中の一番良い発音で
「マイッキアオ!(関係ない!)」
大きな声で自然に返事することがてきたのだ(笑)

俺は袖の下の200バーツを引っ込め
免許証を渡して後日警察署まで行き
罰金を支払う通常手続きとした。


ちなみに警察署で支払った正式な罰金は250バーツだった


アメージングタイランド?(苦笑)
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1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m
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【第1話】 俺