前回の続き。。

ハノイ出張を終えバンコクに戻った翌日に出勤。

読者の皆様は覚えていてくれてるだろうか？

この突発型ハノイ緊急出張は日本の本社から
タイ支援に来た「Ｔ」の滞在期間中に発生した出張だ。

Ｔは支援出発前に「Ａ君」から色々話を聞いており
初っ端は歓迎会と言うことで、俺や「Ｍさん」と
『ナナプラザ』を楽しんだがノーペイバー。

「来週リベンジな！」「ナナプラザは逃げない！」
なんて、ちょっと厳しい ’’お預け’’ までさせたのに
結局その日以降は俺もＭさんもタイに居なかった。


そして今日はちょうど支援者Ｔの帰国日だった。

俺と同タイミングでインドネシアに飛ばされた
Ｍさんはまだ現地から戻ってきていない状態。

現地でトラブルが続いているとのこと。

まだ俺は帰国前にＴ会えて良かったのだが。。


俺　「Ｔ、仕事大変だっただろう？」

Ｔ　「仕事に関してはＹさんが居たから問題なしです」

俺　「仕事に関して ’’は’’？ってことは？」
　　「なんか別で問題あったの？」

Ｔ　「実はおとついナナプラザに行ったんですよ」

俺　「お！さすが（笑）でもひとりで大丈夫だった？」

Ｔ　「もう今日帰国日だから根性出して行きましたね」

俺　「移動はタクシー？」

Ｔ　「いえ、怖かったから歩いて行きましたよぉ（笑）」

俺　「ホテルからナナまで？？（笑）」

Ｔ　「はい。。（苦笑）」

俺　「余裕で5キロはあるよなぁ（苦笑）」

Ｔ　「でも普段も夜ランニングしてるから（苦笑）」

俺　「で、どうだった？」

Ｔ　「ワクワクしながらsoi4に入ったんですけどね。。」

俺　「けど？」

Ｔ　「ナナプラザが見当たらなくて（苦笑）」

俺　「はぁ？そんなことないだろ？（笑）」
　　「あんな派手派手なところ見逃す？（笑）」

Ｔ　「でしょう？（笑）」
　　「入口からネオンがキラッキラですよね？」
　　「でもソイ自体もほぼ真っ暗で。。」
　　「なんでだと思います？」

俺　「んー、曲がるソイを間違えてたとか？」

Ｔ　「実は。。。営業してなかったんですよ（苦笑）」

俺　「え？？？なんで？？」

Ｔ　「きのう（行った翌日）Ｙさんに聞いてみたら
　　　なんかバンコクが禁酒日だったみたいです」

俺　「あぁ。。」


そう。。Ｔは思い切ってひとりで頑張って
ナナプラザリベンジに行ったにもかかわらず
まさかの ’’マカブーチャ（万仏祭）’’ で禁酒日閉店！

タクシーが怖く、気合いで歩いてまで行ったのに
こんな酷い仕打ちがあるだろうか（笑）


ナナプラザに逃げられてしまったＴ


俺とＭさんが居なかった間も仕事量は多かったはず。

忙しいから日本から支援者に来ていているのに
その現地組の2人が国外出張で居なかったのだから。

そりゃ出張は遊び目的ではない！と言っても
戦士に休息があってもよかったはずだ。。


Ｔとはこの日の夕方『ドンムアン空港』でお別れ。

どことなく笑顔の少ないＴであった。


俺　「じゃ、気を付けて」

Ｔ　「コップンカップ」

俺　「おっ、タイ語。ディーね（笑）」


初ナナプラザでＴが得意気に覚えたタイ語のひとつ
　
「僕がディーちゃんのオッ〇イをノム～（笑）」

この名台詞が俺の中を走馬灯のように駆け巡る。。


結局ノーＨで帰国したＴ。。。次は任せとけよっ（笑）


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【第1話】 俺