前回の続き。。

結婚式は村の方々も大勢集まる盛大なものだった。

俺にとってタイ伝統の結婚式スタイルなのが新鮮。

日本で過去に何度か結婚式には参加したことがあるが
俺自身も友達周りも全員が ’’チャペル挙式’’ だったから
とても良い経験が出来ているのがなんとも心地良い。

バンコク近郊ではタイ人スタッフ同士の結婚式に
2度ほど参加したが、それと比べて今回の挙式は
規模・豪華さの群を抜いている。

新婦となる「ネーン」は田舎育ちとは言え
比較的裕福な家庭で育ったようだ。

両親が彼女を大学も卒業させ、クルマも買い与える
そんなことが出来る資金が準備できるのだから。

いや、実際は奨学金と7年ローンなのかもしれないが
ネーンには品もあることからそうは思えない。


新郎の「M先輩」も高卒の俺とは違い最終学歴は
地元でも有名な偏差値の高い国立大学卒だ。

実家は田舎だが広い土地を所有する大地主の家系で
趣味も腕時計の収集や県外旅行(主にスキー)と
少し裕福層よりな身分なのは間違いない。

本当に同じ会社なのか?と思えるほどの資金力だが
決してそれを自慢したりするわけでもなく善人。

こんなお金持ち同士の結婚式。。しょぼい訳が無い。

この痛感物語内では結婚式の内容は割愛するが
中でもインパクトがあったことをひとつ。

それはM先輩の ’’結納金’’ だ。

M先輩は以前から自身の親御さんからクチ酸っぱく
「とにかく早く結婚して家を継いでくれ!」と
言われていたらしく、その時がいつ来て問題ないよう
随分前から貯金をしていたんだと教えてくれた。

実際は親御さんに貰ったのかもしれないけどね。

いや、驚いたのは貯金をしていたと言うことではない。


なんと結納金(現ナマ)が式場に飾られていたのだ。

それも堂々と式場前方の目立つところに。

えっ?隠さないの?

きちんと銀行の帯でとめられた千バーツの束
(ひと束100枚、100万円の束と同じ厚み)が
月見団子をのせるような木製の台にキッチリ10束
綺麗な4段ピラミッドのような形で飾られているのだ。
※トータル100万バーツ=当時約300万円

プラスして金のネックレスも結納したらしい。

それも5万バーツを越えたと言っていたのだが。。

タイはこれらを招待ゲストに自慢気に見せるのだ。

「ウチの娘はこんな裕福な男性と結婚するんだ」と。

こんなの見せてしまって親戚や近所の方に
たかられないのだろうか?なんて思ったりもしたが
こんな珍しい光景を体験し見れただけでも
コンケーン県まで来た価値は十分にある。

しかも驚くこと無かれ。。
結納金額を決定するのは新婦の両親だ。


両親が「ん~。。100万バーツくれるなら認めるよ」
「あと+ゴールド5バーツね」とか言うのだろうか?
※ゴールド1バーツ。。当時約1万バーツ

それが外国人ともなると多少吹っ掛けてくるよね 

タイの方々に言いたい。。

日本人でも全員が金持ちではない!と(涙)


それはさておき。。

「本当におめでとう、M先輩」

そしてパーティー好きのタイ人が結婚式だけで
大人しく解散するわけが無い。。


その夜、野外ディスコ方式のパーティーが開かれた


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【第1話】 俺