2004年8月。。

「M先輩」と「ネーン」が結婚することになった。

例の極秘密会を目撃してから約3ヶ月後のことだ。

しかし ’’結婚する’’ ということは最後の最後まで
M先輩から俺達に説明されることはなかった。

約1ヶ月前にM先輩が皆に招待状を配った事で
周りの全員が初めて知ることになったのだ。

流石に俺も「こんなんで良いのか?」と思ったが
M先輩のサプライズ的なものだったのだろう。

大半のタイ人スタッフも超ビックリしていた。

結婚式・披露宴は新婦となるネーンの実家がある
コンケーン県で開催されるとのこと。

ほぼ全員のタイ人スタッフに招待状を配ったようだ。

日本人では俺と「Mさん」と上司の「Nさん」
そして「Yさん」の4人が招待された。
※Nさん・・たま~に登場する駐在初期メンバー
※Yさん・・現地採用の総務部担当

しかしYさんは写真を撮りたいから参加すると
タイ人の奥様に相談したらしいのだが
「ネーンの若い友達が沢山来るからダメ!」
「泊まりなんてありえない!」と却下(苦笑)

※しかしこの判断はまんざら間違いでもなかった
 エピソードを紹介しますのでお楽しみに(*´з`)



はるばる日本からM先輩の親御さんも来るそうだ。


しかし結婚式当日の3日前。。


Mさん「俺ちゃん。。」
   「ワシMの結婚式には行かんからな」

俺  「えぇ?それはマズいんじゃないんですか?」

Mさん「いや、ワシは許せん」

俺  「で、でも会社の連休の日も考えて
    結婚式の日を決めったって。。」

Mさん「そんなもん関係ない」
   「Nさんもワシと同じ気持ちや」

俺  「え??Nさん行かないんですか?」

Mさん「結局Mとネーンは招待状を渡す瞬間まで
    ワシに挨拶のひとつも無しや」

俺  「。。確かにそれは俺も同じです。。」

Mさん「そんなことありえるか?」
   「ありえんやろ?」

俺  「確かにちょっと酷いとは思いますね。。」
   「ましてやタイで一緒に働く仲間なのに。。」

Mさん「やろ?」
   「日本の工場内で少し顔見たことあるヤツが
    結婚するってのとは段違いやで」

俺  「。。。」

Mさん「俺ちゃんは今までの付き合いもあるだろうし
    参加するしないは好きにしな」

俺  「。。。」


M先輩にも色々理由はあっただろうけど俺達に
ずーーっと隠すのはよくなかったかも知れない。

日本時代を除いてタイでの駐在期間だけでも
俺とは3年、Mさんとも1年一緒に仕事をしている。

しかもその内容は日本の本社での付き合いよりも
はるかに密度の濃い付き合いだ。


M先輩「実はネーンと付き合うことになっちゃって」


このひと言があれば全てマイペンライだったのだ。


俺は複雑な気持ちでコンケーン県にひとりで向かうことになった


Mさんは俺に対して不満に思うだろうか。。
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【第1話】 俺