前回の続き。。

「M先輩」の後を付けて入った『セントラルバンナー』

「Mさん」と俺は遠目に様子を伺っていたのだが
日本食レストラン『やよい軒』で立ち止まった。

しかし食事に来たのではないようだ。

M先輩は店前でウロウロしたりチラチラ腕時計を見たり
たまに周辺を見渡しているだけ。


俺  「誰かと待ち合わせですかね?」

Mさん「バービアのおねーちゃんと同伴かぁ?(笑)」

俺  「最近誘いにも乗ってこないと思ったら。。」
   「こう言うことですか(笑)」

Mさん「まぁMの個人的な都合もあるしな」
   「今日はオンナの顔を拝んで帰ろうや(笑)」

俺  「M先輩の行き着いた先は
    やっぱバービア系だったかぁ(笑)」

※参照ポチ↓ バービア大好きM先輩


そして張り込み開始から10分後のことだ。。

登りのエスカレーターで上がって来た女性が
M先輩をめがけて駆け寄って行った。


俺  「えっ!!!?」


その女性を見て俺達は本気の本気で
この場でひっくり返りそうになった。


なんとその女性は会社のタイ人スタッフ
「ネーン」だったからだ。※物語には未登場

しかも社内で一番可愛いと言われるネーン。

彼女のことを俺達の間では密かに「爽やかな風」と
ちょっと痛いニックネームをつけていたほど
絶っっっ対に夜の仕事の女のコでは見ることのない
頭の良さそうな(実際に良い)清純ガールだ。


M先輩は笑顔で軽く手を挙げると
ネーンと一緒にやよい軒に入って行った。


俺  「Mさん!見ました!?」

Mさん「。。。。。。見た。。」

俺  「ネーンとデキてるんですかね?」

Mさん「。。。」

俺  「。。Mさん??」

Mさん「Mめ。。。ワシらに内緒で。。」
   「絶っ対に許さんっ!!!」


髪の毛が逆立っている様にすら見えるMさん。。

歯を食いしばり眉間にシワを寄せ
やよい軒を睨み付けている。


俺  「一旦落ち付きましょう。。」
   「M先輩もネーンも独身ですし。。」

Mさん「違うっ!」
   「そうならそうとワシらに言うやろ?普通!!」

俺  「た、確かに。。」
   「俺ならソッコー言いますね。。」

Mさん「内緒でコソコソやっとる根性が気に入らん!

俺  「まぁ、それは。。」

Mさん「金か?金やろ?」
   「アイツ独身で金だけは持っとるからな」

俺  「。。。」

Mさん「日本では女に相手もしてもらえない様な
    ツラしとるくせに。。グギギッ・・」


Mさんは普段思ってないようなことも口に出した。


Mさんはもの凄く仲間を大事にする。。

それがタイで一緒に働くメンバーともなれば尚更だ。

裏切られた気持ちで怒りがこみ上げてきたのだろう。

この後Mさんと『ロータス・オンヌット』向かいの
『オンヌットスクエア』で一緒に飲んだのだが
ほぼM先輩への文句でピッチャーが3つ空いた。

同時に俺は夜の女のコに散々振り回されているのが
恥ずかしくなったり、ちょっと情けなくなったり、
とにかくさっき見た2人が合流する光景には
色々思わせてくれるほどのインパクトがあった。

それで夜遊びに誘っても来なくなったのか。。


M先輩はしっかり安定した自分の道を切り開いていたのだ


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【第1話】 俺