前回の続き。。

仕事中には絶対ありえない「ラット」からの着信。

何か問題が発生したのではないか?と心配になり
昼休みを待って折り返し電話を掛けたのだが。。

電話に出たのは癒しのアニメ声とは最も対極にある
ダミ声の全く知らないおっちゃんだった。

それもタイ人の兄ちゃんが話す変なタイ語じゃなく
あきらかに日本人だとわかる関西弁のおっちゃん。
※知らないオッチャン。。以下、謎


謎 「おいコラッ!」

俺 「(えぇ。。)は、はじめまして。。」
  「午前に電話頂いたみたいですけど。。」

謎 「おうっ!したわ!!」

俺 「。。。」

謎 「お前やろ?」
  「昨日ラットをホテルに連れて行ったんは?」

俺 「あぁ。。『不死鳥』の。。」

謎 「おぉ、そや。そのラットや」

俺 「いえ、俺は何も知りませんけど。。」

謎 「兄ちゃんよ。言い逃れはできんぞ?」

俺 「俺は別に言い逃れなんて。。」

謎 「今日ラットが帰ってくるのが朝やったんや」

俺 「はぁ。。」

謎 「ラットがお前と一緒に居った言うとるで?」

俺 「いえ、俺じゃありませんよ。。」

謎 「お前なぁ。。」
  「ワシがラットを愛人にしとるの知っとんか?」
  「あ’’ぁッ!?ゴラッ!」

俺 「いや、ラットのことは知ってますけど。。」

謎 「ワレ、ナメとったらイてまうぞ

俺 (ひぃぃっ

謎 「ラットが嫌がっとるのに無理やり連れ出されて
   チップも渡さんと逃げられた言うてるけど?」

俺 「あの。。」
  「昨日は不死鳥に行ってない。。ですよ?」

謎 「はぁ?とぼけんなっ!!」

俺 「。。。


この流れ。。ラットが誰かと何かしらの理由で
今日朝帰りとなってしまったことの言い訳に
俺を利用しているのがピンときた。

普段ラットはカラオケ仕事のペイバー(連れ出し)は
ショートタイムしか受け付けない。

しかし昨日の夜は断り切れずロングにされたか?
酔っ払ってホテルで寝てしまい予定外の朝帰り?
もしくは大金を貰った?とか大体そんなとこだろう。

俺もラットに恋心を抱いていたから
こう言うことはあまり考えたくないが
そうとしか考えられない。

なんなら俺は昨日22時まで残業してた。

しかもこのダミ声がラットと一緒に住んでいるから
今までショートタイムしかできなかったってこと?

そしてこの男に対しショートに行ってることすら
秘密にしていたと言うことなのだろうか??

。。。

嫌な気分だが今はそんなことを考えてる場合じゃない。


俺がどう説明していいか分からず少し黙っていると
知らない謎の男はひとりで更にヒートアップしてきた。


謎 「黙っとかんと何とか言えや!兄ちゃん!」

俺 「。。。」

謎 「ラットにペイバーはアカンて言われたやろ?」

俺 「。。。(やっぱり全部秘密なのか)」

謎 「おいっ!聞いとんのか!?」 

俺 「はい。。」

謎 「お前、どうせ日本では女にモテない
   しょうもない奴やろ? あぁんっ?

俺 「。。。」

謎 「で、バンコクで女を騙して無理やりHして
   恥ずかしーないんか?あ’’ぁ??コラ!

俺 「(騙して無理やりって。。)」


これは完全な濡れ衣。。一体どうすれば。。


なんとビックリ毎日更新 
今日もポチっと応援よろしくお願いします 
にほんブログ村 大人の生活ブログ タイナイトライフ情報(ノンアダルト)へ
にほんブログ村

ブログ「タイ若!痛感物語」を最初から読む 
1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m
FullSizeRender
【第1話】 俺