前回の続き。。

「ラット」との関係はしばらく続いている。

彼女の在籍するカラオケ『クラブ不死鳥』にも
例のバレンタインイベント後も何度か通った。

週末に不死鳥で4人で過ごす時間が最高に楽しく
仕事の疲れも家庭のイライラも何もかも
ラットのアニメ声で全てを癒されていた(笑)

特徴のある声はいつでも脳内再生可能。

しかしやっぱり生が良い(笑)

毎週の週末を目指して仕事を頑張った。

ラットに会うことを楽しみに仕事を頑張った。

仕事に活気が出るのも擬似恋愛の良いところだ。


そんなある日の仕事中。。


俺の中で絶対にあってはいけないことが起こる。


それは ’’ラットからの着信’’ だ。


「?!!」


そのディスプレイ表示を見て少し固まってしまう俺。

鳴り続けるケータイ電話を見つめたまま
通話開始ボタンを押すことが出来なかった。

いつもこの痛感物語に書いていることだが
俺は全ての女のコに ’’こう’’ 言ってある。

「俺は結婚していて家族がタイに来ている」
「昼は仕事で夜は家族が一緒だから電話はNGだ」と。

もちろんラットもこの約束を守ってくれ
今まで電話は一度も掛かってきたことはない。

だから長続きしていると言っても過言じゃない。

それなのにディスプレイには「Rat」の表示。


これはタダ事ではないってことは一瞬で理解できた。

しかもこんなド平日の午前中に。。何故だ?


そのタイミングは仕事中ってこともあったから
電話を取ることが出来ず(仕事優先あえて取らず)
昼休みになってからヒト気のない喫煙所まで行き
ラットに折り返し電話を掛けてみた。

何か問題が発生したのは間違いないが、少しだけ
「キットゥン♡」と言われることを期待しながら。。


プルルルル・・ プルルルル・・プルルルル・・


しかし。。


謎 「おい!コラッ!」


俺 「!!???」


数回の呼び出し音の後、聞こえたのは
ラット(アニメ声)とは似ても似つかずの
ダミ声のヤンキーチックな男の声だった。

ケータイにラットの電話番号は登録されているので
俺がボタンを押し間違えることは120%無い。

しかも俺個人の所有するケータイ電話で掛けたため
電話に出た相手が仕事関係じゃないのも確実。

そもそも仕事でこんな輩な声を出す方は居ない。


(ど、どう言うこと??


無視して電話を切ってやろうかとも一瞬思ったが
愛しいラットに関係することなのは間違いない。

俺はその ’’思いっ切りドスの利いた低い声’’ に
恐る恐るビビりながらだけど返事をした。


「はじめまして。。どなたですか?」


★祝!200話達成(*´з`)

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【第1話】 俺