前回の続き。。

「ノック」の狭い部屋でミニ宴会が始まる。

しかも現役のMP嬢3人とだ。

そしてありえないのだが何と全員が可愛い。

こんな幸せな時間があって良いのだろうか？

普段、仕事も忙しく夜遊びを制限されがちな俺に
超絶ラッキーが舞い降りてきているとすら思う。


俺は今の今までノックのことを気に入っていたが
ここにきて正直『エビータ』在籍の泡姫「メイ」が
気になって気になって仕方がなかった。
※メイ（ニックネームの由来は5月のMay）

ノックには無い魅力が沢山あったのだ。


長い髪に薄化粧で爽やか感のあるお姉さんタイプ。

キャミソール＆ホットパンツがメッチャ似合ってる。

胸だってそれなりにありそうだ。

顔は芸能人に例えるならあっさりした「若槻千夏」

ちなみにメイの在籍するMPエビータの独自得点表は
このようになる→ 平均泡姫◎、サービス〇、料金△

現役女子大生とも言われる泡姫が多数在籍。

この辺りにあるMPではズバ抜けて若いコが多い。

しかし割高感があり調査のみで通うことはなかった。

これで料金が安ければMP最強ランキングマップの
上位にくることは間違いないのだが。

このMPエビータの中でもメイは ’’サイドライン’’ と
呼ばれるフリーランスと言うかワンランク上の泡姫で
自称だが ’’エビータTOP3に入る’’ と豪語していた。
※でもこの発言にノック達も異論はないよう

そんなメイは自ら持ってきた ’’SPY’’ の2本目からは
外から聞こえてくるイサーンの音楽にあわせて
腰クネクネのセ〇シーなダンスをしたり
ノックの腰を手に取り後ろから「アーんッ♡」と
連続で突くマネをしたりする面白いコだった。
※SPY・・スパークリングワインの名称


（メイ。。ノリも良いし愛嬌もあって良いな）


しかしアクションは万国共通だから理解できて面白いが
少し込み入った会話となると別だった。


メイ　「△◎◇でさ。。」

ノック「◎△▢なの。。」

ノイ　「でもＸ◎△。。」


泡姫3人はイサーン語だけで盛り上がり
俺は何を言っているか理解できなかったけど
途中から少しだけ深刻な話になっているのは
顔つきと声のトーンでわかっていた。

こんな感じで15分くらい放置されていただろうか？

泡姫3人が顔を見合わせた後、何か決心したような
顔つきで俺のほうをチラチラみていたのだが。。


（ん？なんだ？揉め事か？）


ノックが少し沈んだ表情で俺に相談してきた。


ノック「ねぇ。。メイにお金貸してあげてくれないかな？」


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【第1話】 俺