前回の続き。。

社員旅行で初めて来たカンチャナブリー。

俺は「Mさん」と市街地と呼ぶには物足りない場所で
飲み屋を探してさまよっていたが全く見つからず。

そこでバイタクの兄ちゃんに聞くと「案内する」と。
※バイタクの兄ちゃん。。以下、バイ兄


バイ兄「ここからバイクで10分くらいだな」

俺  「そこはXXXできるの?」

バイ兄「もちろん。置屋やで 555」

俺  「じゃあ2人連れてって貰える?」

バイ兄「ひとり100バーツね」

俺  「えー、一緒に乗るから計100はダメ?」

バイ兄「行くの止めるか?」

俺  「チっ。。」

Mさん「どした?俺ちゃん?」

俺  「近くに置屋があるみたいなんですが。。」
   「たった5分くらいの距離をひとり100バーツ
    なんて言ってるから値下げを。。」

Mさん「かまへんかまへん」
   「今は何よりXXXが大事や(笑)」

俺  「まぁそう言うなら。。」


そういうことで俺はMさんとバイタクに3ケツし
見知らぬカンチャナブリーの夜を駆け抜けた。

このオッサン同士が密着した3ケツ。。
何とも言えない気分になる(笑)

市街地を少し外れ路地を入り真っ暗なソイを
1~2キロ奥にどんどん入って行く。

俺は直感でヤバいと思ったがMさんのテンションを
下げてしまうのも申し訳ないと思い黙っていた。


バイィィィーーーーー・・・ン


当たりは真っ暗で街灯がポツンポツンとあるのみ。

まわりに雑草が生い茂った凸凹道を抜けると
ボロボロのタウンハウスが現れ、そこで降ろされた。


バイ兄「じゃ、3~40分したら迎えにくるよ」
   「帰りの足もないんやろ?」

俺  「あ、あぁ。。お願いするよ」

バイ兄「帰りも同じ場所までひとり100な 555」


そう言うと元来た凸凹道を走り去っていった。

まぁ致し方なし。。これは言い出しっぺのMさんが
支払ってくれるからヨシとしよう。


それにしても何とも不気味だ。。


バイタクの兄ちゃんに言われた通りタウンハウスの
入口まで行くとひとりの老婆が出て来た。


Mさん「サワッディカップ!ハブ レディー?」

老婆 「イエス。600だよ。キキキキキ。。」

Mさん「安っす!(笑)」

老婆 「おぉ? オマエら日本人か? キキキッ」

俺  「えぇ、まぁ。。」

老婆 「日本人は初めてだよ。 キヒヒッ」

俺  「Mさん。。なんかヤバくないですか?」

Mさん「ここまで来て引き下がれるかいな」
   「行くで。俺ちゃん」

老婆 「さぁ。あがりんしゃい。 キヒヒヒヒッ」


アカン!この感じダメだ!


俺は過去に「M先輩」とバイブルGダイアリーを元に
ヤワラートの『冷気茶室』に行ったことがある。
※冷気茶室。。バンコク・チャイナタウンの置屋

同じように下で老婆に案内され上がったのだが
上がった部屋にもさっきの老婆と同じくらいの歳の
嬢とはいいがたい ’’屋台のオバちゃん風’’ が居て
俺は怖気つき何もできなかった思い出がある。。

(え?ここって室内型のソムタム屋台?)

その時の光景がフラッシュバックしてしまったのだ。


俺  「Mさん!スミマセンッ
   「俺、下で待ってます!」

Mさん「なんや?根性無いのう(笑)」

俺  「いや。。今日は元々性欲も無くて。。」

Mさん「600バーツやで?(笑)」
   「捨ててもええんちゃうか?(笑)」

俺  「確かに安いとは思いますが。。」

Mさん「まぁ一緒に来てくれただけで十分や!」
   「じゃ、社会勉強に行ってくるわ(笑)」

俺  「俺はあそこの屋根があるところで
    一服(-。-)y-゜゜してますから(汗)」

Mさん「了~解。後悔すんなよ(笑)」


見送ったMさんの背中が勇者に見えた


怖いもの知らずとは彼のことだ。
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【第1話】 俺