前回の続き。。

初めて雇うことにしたアヤさんの「ノックさん」

やっぱりアヤさんがいると色々助かるなぁ、なんて
思ってた頃にノックさんは居なくなってしまった。

何故、ノックさんは消えてしまったのか?

。。。

土曜日にノックさんから「体調不良」と連絡があり
もちろん「安静にして下さいね」と了承したのに
ノックさんは「代わりに別の人間を送る」と言う。

絶対にメイド仕事に穴を開けられないと考えたのか?
そのピンチヒッターの方を助ける意味もあったのか?
「土曜日だから家族で出掛けるので必要ない」と
断っても全く聞き入れてくれない状態。

「仕事内容は完璧に伝えてある、心配しないで」と。

俺達も信頼するノックさんがそこまで言うなら。。と
初のピンチヒッターが我が家に来ることになった。


土曜の朝、現われたのは20歳くらいのお姉さんだった。

いや、簡単に挨拶しただけで俺達は出掛けたので
もっと若かったかもしれない。


俺 「じゃあ、お願いしますね」

代打「オケオケ。ジャhfれじk」

俺 「あっ・・・」
  「。。。いってきます


大丈夫だろうか??

あぁ。。いつものノックさんのように
片言でも日本語が通じるって素晴らしい。

多分、ピンチヒッターはタイ人じゃないんだろう。

彼女が何を言っているのか全く分からなかった。

きっとラオスかミャンマーあたりから
出稼ぎに来ているんだろうな。。

実際そのパターンもよく聞く。

でも俺達は出掛けるため別に会話は必要ない。

もし今日掃除や洗濯がキチンと出来ていなくても
ノックさんが喜んでくれるならマイペンライだ。


。。。


夕方部屋に戻ると部屋は綺麗になっていた。

ノックさんも自信があったように完璧な仕事ぶり。


(言葉が話せないだけで問題なかったな。。)
(見た目で判断するのはよくないや。。反省)


しかし俺の私物を閉まっている机の引き出しに
サイフを入れようとした時のことだ。


「ちゃ、茶封筒が無い!!」


その茶封筒とはズバリ言うと俺のヘソクリ(涙)

封筒の中には1万バーツを入れてあった。

朝は引き出し内の定位置に間違いなくあったから
一発で今日の外出中に盗まれたことが分かった。


間違いなくピンチヒッターの彼女がギッている。。


しかしヘソクリなのでK美には言えない(苦笑)

俺が目に付く場所に現金(茶封筒)を置きっぱに
していたことに完全な非があるのはわかるが
このタイミングで盗むか?普通?

誰が考えても犯人は絶対に彼女だとバレるのに何故?

後先考えてないと言うのは正にこのことだろう。

。。。

俺は月曜日に出勤してからノックさんに電話。

ノックさんがピンチヒッターの彼女に確認すると
直ぐに「私が盗りました」と自供したようだ。

しかし既にお金は使い込んだか借金返済か
理由は分からないが全額返せない状態だ、と言う。

俺はノックさんと話し合った結果で
大元のアヤさん派遣センターに連絡した。

後日、センターの方がクッキーと1万バーツを持って
雇い主である俺の居る会社まで謝罪に来た。

そして「例のメイドは解雇しました」と。

まぁ、当然だろう。。

気分は悪いがお金も戻って来たしヨシとしたのだが
派遣センターの職員は更に衝撃的なことを言った。

「連帯責任でノックさんも解雇した」と。

ノックさんも被害者みたいな立場だから
「解雇は必要ないので継続して下さい」と伝えたが
「個人的に代打を出すことは絶対NG」とのことで
こればかりはどうしようもない。

センターの方に別のアヤさんを。。と言われたが
しばらくは必要ありません、と断った。

K美には「ノックさんが田舎に帰ることになったから
もう来ることができないんだって」と伝えて
この件は終了となったのだが。。

更に後日、ノックさんからK美に謝罪の電話があり
ヘソクリの存在がバレることになるのである(涙)


ふふっ。。今日も俺は平常運転だ(苦笑)


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【第1話】 俺