前回の続き。。

会社に関係なく家庭ではこんな事件もあった。

子供の通う保育園繋がりで、在タイ3年の駐妻の方に
「ちょっと相談がある」と言われたのがキッカケ。

もうすぐ本帰国することになったから今雇っている
アヤさんを引き継いでくれないか?と言うことだ。

俺達家族はアヤさんを雇っていなかった。

このアヤさんと言うのはメイドさんのこと。

お手伝いが居るなんて贅沢だと思うかもしれないが
家族帯同のタイ駐在員(国籍問わず)からすると
雇うのはまぁそこまで珍しいことでもない。

そしてこれがある意味人助けにもなるのだ。

タイの田舎では農業以外での収入確保は難しい。

しかもかなりの重労働で年齢が高くなるとキツイ。

そんな思いのなかバンコクに出稼ぎに来る方の中で
学歴が無くてもできる人気の仕事のひとつがアヤさん。

年齢は18歳なんてコも居れば50歳オーバーまで。

簡単に仕事内容を紹介すると。。

【基本作業】
・部屋の掃除(床、風呂、トイレなど全て)
・食器洗い
・洗濯、アイロン
・ゴミ出し

料金は家族構成や場所により変わってくるが
3時間ほどで終わる作業を週3回来てもらったとして
当時で月3,500バーツくらい(約10,000円)

アヤさんはこの仕事を午前・午後で掛け持ちしたり
曜日を変えて効率よく、できるだけ空き時間や
自分の体力的な問題が無いように調整し
月に10,000バーツくらいを稼ぐのが一般的のよう。
※2022年現在は2,000バーツほどあがっている
※2003年当時は一日の最低賃金が200バーツほどで
 会社のタイスタッフの基本給は7,000バーツだった

それからするとアヤさんも学歴が無かったとしても
人柄がよく勤勉であれば、れっきとした仕事となり
生活を十分に支えていくことができるのだ。

仕事内容はオプションで+αもある
・料理
・買い物
・子もり
・ペットの世話、など

至れり尽くせりで、タイ駐在員の奥様が
バンコク駐妻生活は止められない!となる
要因のひとつだろう。

勤勉でマジメなアヤさんは人気があり
アヤさん派遣センターみたいなところに登録して雇う、
もしくは今回のように口コミで雇うことが多い。

俺達家族は雇うつもりなど全くなかったのだが
過去に「お金持ちの日本人なのに雇わないのは変だ」
「どうして雇わないのか?」と言われることもあり
アヤさん派遣センターのような場所に一度だけ
雇う意思はありますよ。。と見に行ったことがある。

現場では十数名のアヤさんが赤い雛壇に座っていて
思わず心の中で「MPかよ!」っと突っ込んだ(笑)

もとい。。

「K美(嫁)」は第三者が部屋に来るのが鬱陶しいと
駐妻生活が始まって2年間雇うことはなかったのだが
奥さん同士の付き合いを考えたり
本当に助けてあげたいと言う気持ちが伝わったため
今回初めて受け入れることにした。


メイドさんの名前は「ノックさん」40歳。

とにかく触れ込み通り優しくて勤勉だった。

日本人に慣れており少しだけだが日本語も話す
超真面目なオバちゃん。

遅刻なし、欠勤ナシ、掃除も隅々まで完璧。


しかし完璧が故にひとつだけミスがあった。


この件でノックさんとは一生会えなくなってしまうのだ


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【第1話】 俺