前回の続き。。

初めて会って、初めて来た「クワーン」の部屋。

時間が無いため即H~脱出。。とも思っていたのだが
改めて考えても今からシャワーしてHとなった場合
0時の帰宅時間に間に合わない、と言うか既に0時だ。

しかし積極的に誘ってくれる彼女の気持ちも
無下にするわけにはいかず。。

俺はクワーンのことをもう少し知ってみたいと思い
日本語の上手い彼女と少し会話をする流れになった。


まず、クワーンは今日は久しぶりのペイバーとなり
かなり嬉しかったらしく ’’相当頑張った’’ らしい。
※クワーン。。以下、鹿(シカ)


俺 「日本語も上手だからお客さん多いでしょ?」

鹿 「もう歳だからお客サンは若いコを選ぶわ 

俺 「色々気も利くのにもったいないなぁ」

鹿 「皆、わかって無いわよネ  555」

俺 「ホントにそう思うよ(笑)」

鹿 「Hも好きなのよ  555 上手いし  555」

俺 「時間があったら対戦をお願いしたいよ(笑)」

鹿 「え?まだ帰るつもりでいるの?

俺 「いや、ホントに今日は時間無いんだ。。」

鹿 「奥サンが怖いの?

俺 「怖いって訳じゃないけど。。」

鹿 「アナタ優しいのね  555」

俺 「クワーンは結婚していないの?」

鹿 「過去にタイ人の旦那が居たけど妊娠してる時に
   別のオンナのところに逃げて行ったわ

俺 「それホントよく聞く話だね(苦笑)」

鹿 「でも3ヶ月前まで日本人の彼氏が居たのよ
 
俺 「クラブ愛のお客さん?」

鹿 「そうよ。でも日本に帰っちゃったの

俺 「あぁ、駐在員だったんだ」

鹿 「丸2年も付き合ったのよ
  「その人のために色々尽くしたんだけどなぁ

俺 「一途な部分があるんだね。。」

鹿 「夜の仕事とは思えないよね  555 」

俺 「あんまりお金にこだわりがないの?」

鹿 「それはもちろんあるよ~  555」
  「田舎の両親に子供を預けてるから
   毎月の仕送りが必要よ

俺 「まぁそうだよねぇ。。」

鹿 「でもその日本人が帰る時に ’’当面の生活費’’ って
   20万バーツくれたから今は大丈夫なの 

俺 「おぉ、凄いね」

鹿 「一緒だった時も常に支援してくれたわ

俺 「その人もクワーンのことを
   大切に思ってたってことだね」


ここまで話したくらいでクワーンは涙を流した。

今すごく寂しい。と

その日本人が帰ってからも一生懸命頑張っているが
なかなかお客さんが取れないうえに少し取れても
’’悪いお客さんばかり’’ が続いているらしい。

チップをくれなかった、会計で揉める、なんてことは
些細な出来事で、かなり大きな問題もあるようた。

例えば。。

同伴を約束したのに待ち合わせ場所に来なかったり
超早打ちだったお客さんに「もう一回しようか?」
と言ったら「馬鹿にするな!」とド突かれた、とか。


日本人でも全員が優しい人ばっかりじゃあ無いよね


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【第1話】 俺