前回の続き。。

タニヤ嬢「クワーン」と来た『タワンデーン』

最高のエンターテイメント・ビアホールだ。

初めての場所、美味しい料理、好きな音楽とショー、
もちろんクラフトビールもクワーンも良い感じ。

夕方までは顧客「Hさん」の対応で夜まで仕事かよ。。
なんて思っていたが、今となってはマイペンライ。

全てが帳消しだ。


ここで約2時間をクワーンと一緒に過ごし、店を出た。

時間は23時過ぎ。。。

タワンデーンは本当に人気の様でこんな時間でも
次々と駐車場にクルマが入って来ている。

それれもほとんどの客がタイ人。

やっぱり流行ってる店はタイ人客が多い。

クワーンと帰りのタクシーを捕まえるため
駐車場を抜けて大通りに向かって歩く。
※クワーン。。以下、鹿(シカ)

俺はなるべく急いで帰らないといけないため
最初のころから思い描いていた作戦を実行した。


俺 「クワーン、今夜はここで別れよう」

鹿 「えー、ダメだよ。初めて来たんでしょ?
  「一緒に乗らないとアナタ帰れないわよ?

俺 「タクシーだから大丈夫だよ(笑)」

鹿 「心配だからダメ

俺 「それは嬉しいけどサ」

鹿 「私とHしたくないの? 

俺 「いやいや、今日は遅くなっちゃったから。。」
  「これ、今日の分のチップね(スッ)」

鹿 「。。。」

俺 「デートだけで受け取ってくれていいからサ」

鹿 「部屋で奥サンが待ってるからでしょ?

俺 「するどい(笑)」
  「まぁ、待っては無いんだけどね(笑)」

鹿 「じゃあ、別に良いじゃない
  「私は気にしないわ

俺 「でも。。予定の帰宅時間も過ぎちゃったし」

鹿 「良い考えがあるわ
  「私のアパートに来ない? 

俺 「えぇ??(意味が分からないw)」

鹿 「私、トンローだからアナタのコンドと近いし
   心配しなくても大丈夫よ 

俺 (そ、そう言う問題じゃ。。)


俺はスケ〇心からもう一度時計を見直したが
どう見ても帰りたい時間に間に合わない。。


【俺脳内】
違う。。俺の思ってた流れと全っ然違う。。
飯食ってお金だけ貰えればラッキーでしょう??
俺の中でのタニヤ嬢は金の亡者の集まりで
容姿は最高だけど性格は最悪のヤツばかり。。
そりゃ俺も2,000バーツをただ渡すだけよりか
クワーンとHした方が損はしないけど。。
そのシケ込む時間はどう考えても無い。。
あ、Hさんに強引に誘われたことにして。。
いや、ダメだ。。
「K美(嫁)」と0時までに帰る約束をしてるから
ゴチャゴチャ言い訳するのも面倒臭い。。


俺 「またお店に行くからサ。。ゴメンね」 
  「今日は別々のタクシーで帰ろう」

鹿 「じゃあ、お金要らない  」

俺 「!?」


俺の渡した2,000バーツを突き返してきた。


更に。。


鹿 「私はアナタに凄く興味が出てきたから
   もう少し一緒に居て欲しいの。。ダメ?


なんだこのセリフは。。


男心をくすぐるポイントを良く知っていらっしゃる


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【第1話】 俺