前回の続き。。

さっき会ったばかりのタニヤ嬢「クワーン」

軽く飲むだけ。。と思っていたが、連れてきて貰った
『タワンデーン』は大好きなクラブ風レストランで
ついつい地ビールを飲みすぎてしまう。

またクワーンの勧め方も上手いんだ。

店の雰囲気も最高。

ここは ’’先輩方に紹介できる場所’’ として登録。

もちろん ’’家族と一緒’’ でも問題ないだろう。

何気に連れてきてもらった場所だが100点満点。

まだまだバンコクは奥が深いっ。


そんなクワーンもチョンゲーオが進むにつれ
少しずつ解放され大胆になってきた。

最初はテーブルを挟んで前に座っていたのに
俺の横に移動しピッタリと引っ付くような感じで
まるで恋人同士が食事をしているかのような
雰囲気にまでなっていた。


クワーン「ねぇ、この後ホテル行くでしょ? 


(やっぱりそう来るよネ。。)


既にこの時点で少し巻いて行かないと帰宅時間が
遅くなるなぁ。。と考えていたところに追い打ち。

俺のコンド到着希望予定時間から逆算すると
タワンデーンで飲んだあとにクワーンとHの場合
帰宅予定時間をオーバーすると瞬時に判断。


残念だが今だけを楽しむことにした。


が、俺もジェントルマン。

紹介してくれた「Hさん」の粋な計らいも
無駄にしては男がすたる。

Hはしなくともショートで払う分をチップで渡せば
クワーンも大きな労力を必要とせずとも現金が入り
満足するはずだ。。と心に決めていた(キリッ)

でもそんなことは言わず、生バンド演奏を楽しみつつ
本格的なドイツビールを追加で数種類注文して満喫。


(あぁ。。心地よい)


そして今、改めて思った

やっぱりタイ人が一緒なら一歩深く入った
バンコクのことがたくさん知れて良いなぁ。。と。

バンコクは広い。

そして開発が止まることが無い。

長く住んでいても近くに存在する楽しい場所に
一生行くことも無く全く知らずに過ごす可能性大。

少し郊外やソイの中に真のバンコクがある。

しかもこの日本人慣れしているクワーンが案内役なら
何の問題もないうえに +α があるだろう。

次第に俺はクワーンに惹かれて行くことになるが
理由がいくつかある。

その中でも大きな理由のひとつ。


それは ’’常に俺のことを気遣ってくれている’’ ことだ。


「K美(嫁)」からこんな扱いは全く無い(苦笑)


本来俺はこう言う女性に弱い。

容姿よりも性格や愛嬌重視。


クワーンは ’’日本人にはこう接するのがベスト’’ と
デートクラブでママさんから徹底教育されているのか
料理を皿に取り分けたり、話を絶やさない振る舞い
常に俺の様子を伺いタバコに火をつけてくれたり
更にはココで何回肩モミマッサージをされただろう。

よく見れば化粧や髪形、服装も日本人好みにしている。

色々努力をしている女性なのだ。

クワーンとの話の内容も「タイ人の遅刻」「浮気」
「個人的な遊びでの借金」などは考えられない等々
今まで出会った夜嬢達とは全然違って見えた。

俺の未熟なタイ語レベルも大きく関係しているが
ここまで深くタイ人と話し合ったことは無い。


そう、クワーンの最大の武器は流暢な日本語だ


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【第1話】 俺