前回の続き。。
仕事上の顧客となる「Hさん」との食事会。
話の流れからHさんの行きつけとなる店で
俺にとって新しいジャンルを紹介してくれると言う。
先導するHさんに続いて賑やかな『タニヤ』を歩く。
食事をした場所から5分くらいの場所となる
『クラブ 愛』と言う店の前に来た。
H 「俺さん、ここです。」
俺 「おぉ。こんな路地裏に。。」
H 「まぁ覗いてみてくださいよ」
「きっとビックリしますよぉ」
(ビックリする?どう言うことだ?)
俺は在タイ2年生に成りたてで夜遊び控え目とは言え
今までにカラオケクラブやMPでの場数や経験を積み
3~40人程度の雛壇には耐性ができているので
「楽しみです~」なんて軽く空返事をしながら入店。
しかし。。
ドアを開けて店内に一歩踏み込んだ瞬間
想像とは全く違う世界が目の前に広がっていた。
!?
「いらっさいませーっ ♡」
「サワディーカーッ ♡♡」
今までに聞いたこと無いレベルで挨拶の輪唱。
女のコの人数がハンパないのだ!
パッと見で総勢100人は女のコが居るだろうか?
※後でチーママに聞いたら登録者は200人超えらしい
ズラリと壁際に並んで全員が笑顔で俺を見ている。
と言うか一目では見切れないほどの数の女のコ達。
(す、すげぇぇっ)
チーママはフロアに響き渡る声で女のコ達に言う。
「日本語~!」「英語~!」と問いかけると
フロアに居る100人の中の2~30人の女のコが
それぞれ自分の得意なほうで手を挙げアピール。
タイ語があまり話せないお客さんなどに考慮した
カラオケ嬢選択の定番システムだ。
その間も全員が笑顔で「ワタシを選んで!」と
強烈なアイビームを俺に放ってくる。
全員が笑顔なのにこの威圧感。。
これはもはや圧迫面接だ。
俺は久々のこの状況に萎縮してしまった。
いや、この人数は先輩達と夜な夜な遊んでいた
ピーク時でも緊張したかもしれない。
最後にチーママが「Hぃぃ~!!」と声を高めると
女のコ全員が手を挙げた。
これはこの店の定番ネタなのであろうが
緊張がほぐれ、思わず笑ってしまう(笑)
そのあともドンドンお客さんが来店し
紹介のためチーママの掛け声は休みなく続く。
「日本語~」「英語~」「タイ語~ 555」
女のコを選ぶのは入店した順番ではなく
早い者勝ちのようだ。
30秒ほど「どうしようかな。。」と迷ってる時
とても不思議な女のコと目が合った。
そのコは他の全員が手を挙げてニコニコしながら
勢いよくアピールしている中、ひとりだけ手を挙げず
ジーーッと笑顔でも真顔でもない表情で
俺のほうを見続けている。。。目線を逸らさない。。
なんだこのコは?
俺は何故かそのコがものすごく気になり我に返ると
指さしでチーママに指名を伝えてしまっていた。
俺は圧迫面接から逃げ出し癒しを求めてしまったのだろうか?
第一印象はこの場に似合わない女のコだ。。
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1話1分程度で読めますので是非とも m(_ _)m
【第1話】 俺
コメント
コメント一覧 (6)
初めての時は私も衝撃でした
懐かしいですよね
コロナ後はどうなんでしょうか?
俺
がしました
クラブ愛。ここは行った事無いです。
酒の店の裏手の方ですよね?駐車場の所。
※違ってたらすいません。
挙手は最初見たい時に画期的なシステムだと思いましたよ(笑)
選んでください光線を目から出している女の子は敬遠してましたね(笑)
手をあげない子に限ってタイ語オンリーなんですよね。
でも、顔で選ぶしかないから、好みの子が話せなくても選んでしまう…
タニヤ大学で学費を払い、勉強しましたよ。
俺さんと同じく?下名も不思議ちゃんを選ぶ傾向にありますね。
俺
がしました
すごい世界があるんですね!
100人以上の夜嬢、想像できませんね💦
私はいつも言うようにカラオケには縁がありませんので俺さんの話がとても楽しみです!!
俺
がしました
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