前回の続き。。

「モッド」の部屋で朝を向かえる。

俺は誰よりも早く目覚めた。

結構飲んだはずなのに、どこか緊張していたのか?
二日酔いって言うほどのダメージもなし。

モッドはグッスリ眠っているよう。

この時に初めて明るいところで顔を見たが
じっくり見ても肌はスベスベ、ツルツルで
ベビーフェイスがとても可愛かく見えた。

一夜を共に過ごした翌朝に、あらためて顔を見ると
「誰だぁ(何だぁ)こりゃ?」と思うことも
過去に複数回あったがモッドはかなりレベルが高い。

昨日の夜、俺の耳元で息使いの荒くなっていく
モッドを思い出す。。

まだ特別な固定のお客さんも居なさそうだし
我先にモッドを何とかできないものか?と
思う気持ちが強くなったが、どうしようもない。


眠りにつきながらモッドから言われた言葉。。

「来週2人でゆっくり会いたいね。。」

本来なら嬉しいところだが、今の俺には重い。。


クソデカため息どころか涙が出そうになる。。


その絶対的な理由は再来週には「K美(嫁)」が
バンコクに戻ってくるから、ギリギリ過ぎるのだ。

以前と同じ生活が開幕すると身動きがとれない。

モッドの在籍するカラオケクラブ『SHE』に通い
ポイントを上げて仲良くなることも難しいだろうし、
プライベートで仲良くなる。。なんて行動は
もっと難しくなるのは手に取るようにわかる。

じゃあ今のうちに仲良くなっておく?

今日は日曜日だからこのままモッド達と。。
とも思ったが、昨日先輩方と遊んでいる時に
アパート近くの『らあめん亭』で飯を食った後
トンローの釣り堀りに行く約束をしており
後ろ髪を引かれながらも帰ることを決意。

女のコとの遊びも大事だが先輩方はもっと大事だ。

しかしここでモッドのことを諦めきれなかった俺は
自分の名前と個人ケータイ電話番号を紙に書き
モッドのバッグに入れてそーっと部屋を出た。

一応 ’’お客さんの関係だから’’ と ’’ありがとう’’ の
気持ちを伝えておきたく2,000バーツも一緒に添えて。

後々考えると少々危険な行動だと思うが
久々に夜遊びをして、しかも満喫してしまい
変なスイッチが入ったのは間違いない。


俺は既婚者。。

嫁も居れば子供もいる。。

しかもこのバンコクに、だ。

ましてや昨日会ったばかりのモッドと付き合うため
それらを全て捨てるなど到底出来る事ではない。

しかし肝心の嫁からは愛想を尽かされている。

そして俺が別に何をしようが感心もないだろう。

けど表向きは良いパパでいないといけない。

それは子供のため?世間体を保つため?

嫁の機嫌を損ねさせないようにするため?

こんな俺でも責任感があり重点は家族に置いてある。

ジレンマ。


はぁ~。。仮面夫婦って本当に疲れる。。


もし俺が単身赴任ならばどうしていただろう?

もし俺が独身なら今からどうしていただろう?

もし俺が。。

もし。。

複雑な気持ちのままモッドのアパートを後にした。


さておき、久々の朝帰りで見た景色がとても心地よかった


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【第1話】 俺