2001年7月。。 

家族がタイにやって来る10日前ほど。

俺は家族を迎え入れるために2ベッドルームの
コンドミニアムに引っ越しを済ませた。

同時に「I先輩」「M先輩」その他の駐在メンバーと
少しリズムの違ったタイ生活がスタート。

まず、朝の通勤ワゴンはアパートを6時20分に
出発していたが、俺はそれが俺のせいで変更となり
皆に不満や迷惑を掛けたくないと考え
今まで通りの出発時間に間に合うよう早起きして
皆の住むアパートに集合するようにしていた。

もちろん仕事上では何の変りも無いのだが
帰りは朝の逆で、皆より帰宅時間が20分以上遅い。

仕事が早く終わった時なんかは帰りのワゴンの中で
「みんなでご飯を食べに行こう」なんて話もでるが
俺は今後そんなことが自由に出来なくなることに
耐性を付けるため?ちょっとスネてしまった?のか
「今日はパスします。。」と行動を別にするように。

寂しい。。

「ゴップ」でも居ればまた状況も違うだろうが
もう決めた事。。絶対に復縁はできない。

いや、今ならまだ何か新たな作戦が。。無理か(涙)


そしてついにXデーはやって来た。


俺はこの日の仕事を休み『ドンムアン空港』に
到着する「K美(嫁)」と子供を迎えに行った。


K美「久しぶりー!」

俺 「お疲れ~っ!」
  「ようこそタイランドへ(笑)」

K美「何それ?(笑)」
  「やっぱりタイは暑いわねぇ~」

俺 「外はもっと暑いよ(笑)」

K美「それに独特のにおいがするわね」

俺 「それ、俺も思ったよ(笑)」

K美「あ、ちょっと日焼けしたんじゃない?」

俺 「どうだろ?」
  「ずっと会社だからそうでもないような。。」


この感じ、ありがちな会話と思うかもしれないが
駐在が決まる前まではこのような会話は一切なかった。

※参照ポチ↓ 絵に描いたような仮面夫婦


そんなことはさておき。。

俺がここで何より驚き、感動し、嬉しかったのは
子供がひとりで歩けるようになっていたことだ。


俺 「おおぉ!それっ!抱っこだー!」


と、持ち上げたまでは良かったが。。

子供は俺を突き放すような仕草をして
空港のロビーで大泣きした(苦笑)


多分、俺のことが誰だか分かっていない(苦笑)


(仕方ない。。涙 約7ヶ月離れ離れだもんな。。)
(これも全て俺のせい。。心を入れ替えるよ)
(でも。。これからはずっと一緒だからな!)


K美はタクシーの中で以前の俺と全く同じ感想で
初のバンコクをマジマジと眺めていた。

※参照ポチ↓ ド肝を抜かれた初バンコク


引っ越しした先のコンドミニアムは少々古いが
K美はとても気に入ったようだ。

部屋が広いこともそうだが何より周りの環境だ。

地元ではクルマで15分も走らないと存在しない
スーパーマーケットは目の前、更にデパートも
レストランもコンビニも何でもかんでも揃っている。

移動だってタクシー乗り放題レベルの安さ。

食べたいと思った世界各地の料理が直ぐ食べられる。

地元には無いスターバックスや大戸屋だってある。

何より?ご近所、親戚との煩わしい付き合いも皆無。

俺達家族の新しい人生の始まりだ。

。。。

俺は散々遊び倒した約7ヶ月の禊(みそぎ)をする。


夜遊びを止め、家族のために尽力すると心に決めた


観念して気持ちの切り替えをするしかない!
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【第1話】 俺