前回の続き。。

クラブで遊んだ帰り道のタクシーの中。

俺はタヌキ寝入りで「ゴップ」と友達「ジーン」の
会話を聞いていた時に突然飛び込んできた個人名。


「〇〇さん」。。明らかに日本人の苗字だ。


俺はその名前が聞こえたとたんに酔いが醒めだした。


しかも、一緒に行く?行かない?

なんだそれは??


俺は直ぐに起きて「なにそれ?」と聞きたかったけど
2人の会話の続きも気になるし、少し冷静になろうと
目を閉じたまま『ナサベガス』に到着するのを待った。


変な汗が滲んできたのがわかる。。

ゴップに聞こえるんじゃないかと思うほどの鼓動。。

嫌な予感しかしない。。


しかしその後は考え込んでいる様子で黙ったまま。

話は進まずナサベガスまで戻って来た。


ゴップ「俺チャン起きて、着いたよ


ジーンとはアパート前で別れ、2人で部屋に向かう。


ゴップ「今日も楽しかったねー 

俺  「あぁ。。そうだね」

ゴップ「ずっと眠ってたね。飲みすぎだよ  」

俺  「ゴメン。。」


ゴップはさっきのタクシーの中での会話を
俺に気付かれてないと思っている。


俺達の秘密基地。。

見慣れている部屋の景色のはずなのに
なんかいつもと全然違うように感じる。


ゴップ「先にシャワーするね  」
   「それとも一緒にする?  555」


バッグを置いて直ぐシャワーに行こうとする
ゴップの肩を掴んで止めた。。


俺  「ゴップ。。」

ゴップ「ん? 


俺は焦りまくっている気持ちをグッと抑えて
ゴップにゆっくりと質問した。


唇が少し震えているのが分かる。。


俺  「ゴップ。。。〇〇さんって。。誰?」

ゴップ「!!!??」

俺  「。。日本人。。だよね?」

ゴップ「え?え?えっ?

俺  「タクシーの中で2人の会話を聞いてたんだよ」

   「で、誰なの?」


ゴップ「。。。


俺  「正直に言ってくれればいいからサ」


しばらく沈黙が続いた。。

彼女に何を言われるのだろうか。。


嫌な予感で胸が張り裂けそうなくらいに痛い。。


ゴップ「。。俺チャン。。ゴメンなさい。。。


ゴップはここでギャン泣き。


「なんだよ!ゴメンって!!」


俺は夜中に大声で怒鳴ってしまった。

今の俺に怒鳴る権利なんて全く無いのにブチ切れた。


興奮で息が荒くなってる俺の前で泣き続けるゴップ。



それから更に10分くらいたっただろうか。。


少し落ち着いたゴップが口を開いた。


ゴップ「俺チャン。。黙ってたことがあるの。。」


俺に隠してたことって。。
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