前回の続き。。

タイ人の恋人「ゴップ」との幸せな日々。。

しかし俺は家族がタイに来る日の少し前から
サケの量がかなり増えていた。

完全燃焼するため毎回浴びるように飲む。

家族が合流した後は何もかもに制限が掛かるだろう。

二日酔いで朝早くに起きられないなんて言語道断。

と言うかタイ人の女のコとクラブ遊びなんか不可能。

先輩方との飲み会ですら行きにくくなるのは明確。

ゴップと頻繁に会えなくなるのは確定。

他のオトコも彼女のことを放っておかないであろう。


こんな感じで直ぐに来る未来のことで悩んでしまい
遊んでいる場で悲しくならないように。。

現実逃避のようなものだった。

ソーダ割やコーラ割でなくロックで飲んだり
ゴップにあえて心配させたいため?ウケ狙い?で
直接ボトルからストレートで口に注いだり。。

今までの人生経験で酔って記憶を無くすなんてことは
あまりなかったが、この頃は2回に1回酩酊していた。。


そんなある週末のクラブ終わり。。


俺とゴップと友達「ジーン」の3人で『ナサベガス』に
帰るタクシーの中で、ひとりじゃない安心感から
ウトウトし掛けた頃、何やら2人が熱く語りだした。

俺はその声で薄っすらなんとなーく目が覚めたが
寝たフリを決め込んで2人の会話を聞いていた。


俺のことを話しているのが分かったからだ。


ジーン「俺チャンはホントに良い人だよねー」

ゴップ「うん。。私にはもったいないよね。。

ジーン「でもこれからどうするの?」
   「俺チャンの奥サンがタイに来るんでしょ?」

ゴップ「うん。。。もうすぐ来る。。 
   「俺チャンは良すぎるんだよ。。
   「良すぎて諦められない

ジーン「奥サンと別れてもらったら?」

ゴップ「そんなこと言えないよ グスッ・・


ゴップは涙を流していた。


あぁ。。本っ当に申し訳ない。。

俺は結婚していて家族が居る。

それを百も承知でゴップは付き合ってくれている。

そりゃあ多少金銭的なサポートもしているから
自分の生活が楽になるって理由もあるだろうが
言動や態度で本当に愛してくれているのがわかる。

なのに俺はどうだ?

既婚者だと言うことを感じさせないことが最善だ!
と言う気持ちで常に振る舞いながら行動し
ずっとゴップの心をもて遊んだのかもしれない。

アパート借りてあげたんだから当たり前だよね?
大好きなクラブに連れて行けば無料で遊べるんだよ?
食事だって服だって買ってもらえてラッキーでしょ?
くらいに思っていたのだろうか?


俺はゴップに対してもまだ日本に居る家族に対しても
本当に腐りきった考えや行動をしてしまっていた。


ここから2人の会話はボリュームを下げて続いた。


ジーン「それで?来週はどうするの?行ける?」

ゴップ「。。。」

ジーン「俺チャンは既婚者でしょ?」

ゴップ「。。。」

ジーン「もう別れたほうが良いんじゃない?」

ゴップ「。。〇〇サンと行くかは悩んでる。。

ジーン「行こうよ~、私もひとりじゃ行けないしサ」


〇〇さん?・・・全く知らない日本人の名前だった


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