前回の続き。。

クイッティアオ屋で麺をすすり爆笑を誘った俺。

しかしそれで俺に対する緊張も解けたのか？
「ゴップ」の後輩は最後まで笑顔でしゃべり続け
俺も日本人として変な印象を与えず済んだ。

さっき会った市場まで後輩を送る。


ゴップ「じゃあ、またバンコクに遊びに来てね 」

後輩　「もちろんよ！ゴップ姉！」
　　　「俺チャンとも約束したもん 555」

俺　　「約束には期限があるから早めにね（笑）」


俺は笑ってそう言ったが、これは冗談ではない。


こういう話になった時に毎回心がキュッとなる。


俺には時間が無いのだ。

今を全力投球！


家族がタイに来るのはなんとか3ヶ月延長したが
それもあっという間に終わりそうだ。。


。。。

ゴップの実家に戻るとお母さんが
軒下のベンチで夕涼みをしていた。

お父さんはその横でハンモックに揺られながら
タイビールのビアチャンを飲んでいる。


この風景もまたタイらしく最高。


ゴップ母「今日は遠いところ運転して疲れたでしょ？」

俺　　　「いえ、そんなことないですよ」

ゴップ　「ニンが何回も交代しようって言ったけど
　　　　　俺チャンが大丈夫、大丈夫って  555」

俺　　　「ホント気にしないで下さいね」


なんて話をしていた時だが。。

読者の皆様は覚えているだろうか？

俺は市場での買い物から変なスイッチが入ったままで
思わずこんなことを口走ってしまった。


俺「お母さん、今からロータスに行きませんか？」
　「いつもゴップにはお世話になってるし
　　何かお礼がしたいと思います（キリッ）」


ナコンサワンに来てからの ’’心が満たされる感じ’’ は
お金では買えない思いからか？ 口が勝手に動く。


心から ’’恩返しがしたい’’ と思ったのだ。


ゴップの家にはバイクはあるがクルマが無いので
お父さんが明日の特設ステージを組み立てている
知り合いの業者にピックアップトラックを借りてきた。

2シーターだったので俺とゴップは荷台に乗る。

この荷台に乗って移動するスタイルにも憧れており
またひとつナコンサワンで達成することができた。

クルマが発進したあと何気に ( ´ー｀)y-~~

するとゴップが俺の横にピッタリと寄り添ってきた。


ゴップ「ひと口ちょーだい♡」


まだ向かってる途中で何も買っていないのだが
俺の発言をとても嬉しそうにしているのが分かる。

夕暮れの中、トラックの荷台でリラックスしながら
横に居るゴップと田舎の景色とのどかな時間を堪能。


こんな最高のシチュエーションある？

これだけでもお礼する価値があるっ！


結果、ロータスでは買い物カート目一杯の
食料品や生活用品を購入。

ゴップの両親がちょっと悩んでいた物でも
俺はサッと取り、カートに次々とブチ込んでいった。

総額10,000バーツ弱を支払ったが
あのバイクで走っている時に感じた
’’心が満たされる気分’’ を
体験できただけでも安いものだ。


しかも両親やゴップの心もガッチリとキャッチ


これが俺スタイル、なんて(*´з`)
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