前回の続き。。

俺は「ゴップ」の出身地ナコンサワンに来ている。

ゴップの実の弟の ’’出家式’’ に参加するためだ。

一緒に来たゴップの友達「ニン」は自分の実家に
帰るため、このタイミングで一旦解散となった。

するとゴップが「今から2人で街の中心部に行こう」と
誘ってくれた。

高床式住居の1階軒下に停めてあった赤いバイク
’’HONDA ウェーブ 110cc’’

俺が在籍する工場のタイ人スタッフでも
同じタイプに乗ってる者も多い。

タイではホンダが2輪シェア断トツナンバーワン。

2位のヤマハに新車登録台数で3倍以上差を付けている。


ゴップ「はい、これが鍵よ (スッ)」

俺  「え?俺、免許持ってないよ 

ゴップ「そんなの誰も持ってないよ  555 」

俺  「でも万が一事故とか怖いしさ。。」


俺は当時バイクの国際免許を持っておらず断ったが
ゴップに「誰でも運転できるよ 555」と馬鹿にされ
かなり ’’こっぱずかし’’ かったけど運転をお願いした。


ブーーーーーーー・・・ン


風を切って走る中、色んな想いが溢れてくる


外国。。生まれて初めて訪れた場所。。

空は青く、自然豊かな風景を見ながら
仕事のことは一切考えず
今一番大好きなの女のコの運転する
バイクの後ろにまたがり
風や自然を感じながら走る。。


子供の頃に体験したことのある
何とも言えない不思議な気持ち
’’心が満たされる’’ 状態に包まれた。


この時の気持ちや風景は今でも鮮明に思い出せる。


仕事も家族も日本も全部捨てて
一生ここに居ても良いと思えた


今、俺の考えてることはとても悪いことだが
一生の内でこんな気分になれることはそうそう無い。


最高だよ。。ゴップ。。


10分くらい走ったところの街の中心地に到着。

バイクを降りて大きな市場に入って行くと
ゴップは大勢の友達に声を掛けられ始めた。


友達1「ピー、ゴップ!久しぶり!」 
友達2「あ!ゴップ!帰って来たんだね!」


どうやらゴップは後輩に慕われる存在のようだ。


そんな市場で仲の良いと思われる友達が
小さな屋台で衣類の販売をしていた。

一瞬「ヤバイ、絶対買わされる」と思ったけど
厚紙にマジックで書かれた値段は ’’150バーツ’’

これは同じ商品がバンコク郊外のテナント屋台で
売っていた場合と比較するとザックリ3~4割は安い。

ここは ’’日本人の彼氏が一緒’’ と言う手前
このまま素通りする訳にはいかない。


そう、俺は空気の読める男(笑)


そこでゴップに2本のジーンズとシャツをプレゼント。

500バーツ札を渡し、お釣りも受け取らず見栄を張る。

すると、なかなか売り上げも無いのか?
その友達に今までに見たことのないような
深々としたワイをされ逆に恐縮してしまった。
※ワイ。。手を合わせるタイの挨拶

ゴップも表情こそいつものようにクールだが
内心は嬉しいと思ってるのが手に取るように分かる。

これは服を買ってもらった嬉しさよりも
友達に対する行動での影響が大きいと思う。

。。。

更に進むと別の友達が簡単なお菓子を売っていたり
また別の店では謎ブランドの香水を売っていたり。。

市場の各店で少しずつ買い物をし
1,000バーツほどを使っただろうか。


俺はこの皆が喜ぶ感じを見て ’’変な’’ スイッチが入ってしまった


調子乗りな俺なのである(笑)※カモ
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