前回の続き。。

タイ出向決定後の細かな話は関係者のみとなる。

出向2週間前頃には現在の業務も引継ぎが終わり
補助員のような立場で日々が過ぎていった。

俺が抜ける穴をサポートして貰わないといけないため
この状況がなんとなく申し訳ない気持ちにもなったが
皆は「自分がタイに行くよりマシ」と言う思いだろう。


最終的にタイ駐在の工場立ち上げメンバーとして
各部署からひとりずつの合計で5人が選出された。

タイ視察に行った俺ら3人と上司となる2人。

準備は全て整った。

あとは出発の日を待つのみ!

と、言いたいところだが。。

まだ会社と折り合いがついていない話がある。


一番大事だと思われる ’’タイ駐在の給与条件’’


この条件について「I先輩」と上司「Nさん」が
タッグを組み「駐在手当てを出すのが一般的だ」
会社側と交渉を開始していた。

しかし会社側は相変わらずの塩対応。。

「給料額は据え置きだ」と言うではないか。


社長「駐在手当ぇ?他所は他所やろう?」
  「他の子会社からも親会社に出向するんだよ?」
  「君たちだけ特別扱いなんてそりゃあ無理な話」


タイへ行く気も無くなるような返事しかないようだ。
※ちなみに俺とM先輩は所詮そんなもんだろうと思っていた

年明けの出発日時は決定しているにも関わらず
最終どういった条件でタイ駐在員となるのかが
全く決まっていない状況。

俺がネットで調べたところ物価の安いタイとは言え
例えば日本食を食べると日本と同等かそれ以上、
日本からの輸入商品だと購入価格は3倍と読んだ。


前にも書いたが会社側(俺達の在籍する子会社)は
親会社に言われた通り早く俺達をタイへ放り出し
手間の掛かる面倒臭い問題から手を引きたいのだ。


会社側からの駐在規定や返事を一部紹介。。

・給料は現状の給料を据え置き、毎月固定給とする
・タイは1食50バーツ程度だから今の給料でも心配ない
・新工場のため仕事が少ないから残業はほとんど無い
・通勤は乗り合いワゴン。ガソリン代は掛からない
・何か問題があれば随時検討、対応するから心配ない
・日本一時帰国についての回数や費用は検討中

とりあえずこれで1年間やってみてくれ、と。

しかしI先輩とNさんの粘り強い交渉の結果
最終的に ’’特別出張手当の支給’’ が決定。

I先輩が「タイに行く話は無かったことにして」と
言ったセリフが相当効いたようだ。

会社側の最終的な提示。。

通常は現状の給与を日本・タイで振り分けるだけだが
弊社は出向者がいない中で協力してくれた事に感謝し
各自特別に1万バーツ(約3万円)を上乗せする。

が、何度も何度も何度も念押しされたこと。。

「これは弊社だけで取り決めた特別な処置だから
’’親会社・関係者には絶対に口外厳禁だ!’’」と


確かに特別だから致し方ない。。


しかし俺達は数か月後、とある理由でこの約束を破ることになる


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