前回の続き。。

タイランド現地視察を終え帰路に就く。

俺は初異国での密なスケジュール?に疲れていたのか
離陸後に1杯ワインを飲んだだけで眠ってしまい
行きと同じくアッと言う間の『関西国際空港』だった。


常夏から12月末の日本はとても肌寒く感じる。


M先輩「寒っっむぅ~!」

俺  「さっきまで30℃越えでしたもんね」

I先輩「はぁ。。夢物語が終わったなぁ」

俺  「寒いから特にそう思いますよね。。」

I先輩「まだしばらくは暗い工場と家の往復か。。」

M先輩「まぁまぁ、数週間後にはタイ生活開始ですよ」

俺  「あ、先輩方は今日出勤するんですか?」


会社に言われていたのだ。。

帰国当日は関空から家に到着するのが昼前となるため
「有休届けを出さない場合は帰宅後に出勤しろ」と。

こんな部分でもケチケチの会社なのだ(苦笑)

「どうせ有休なんか使うタイミングが無い」
「今日は出勤しない」「皆で合わせよう」と決定し
地元の主要駅到着後に俺達は解散することにした。


I先輩「と言う訳で、タクシーで帰るわ」

M先輩「お疲れ様でした~」

俺  「お疲れ様でした。また明日」


。。。

たった1泊3日のタイ・バンコクだったが
想像していたより大都会なことに圧倒された俺。

見慣れたはずの駅前の風景が違って見える。


『そごう』ってこんな小さくて古かったっけ?

なんか歩いてる人も元気が無いぞ?

ってかクルマ少なっ!

シャッター街って見慣れてたけど寂しいんだな。。

俺の地元。。活気ゼロじゃないか。。(苦笑)


すっかり都会ナイズされた俺であった。

。。。


家に到着し、荷物を置いた瞬間「K美(嫁)」から
「タイどうだった?」と質問に次ぐ質問攻撃。

こんな勢いでK美に話しかけられるのはいつぶりだ?

仮面夫婦の仲を改善するためと言う理由もあって
決断したタイ駐在員、タイ家族帯同生活。。

その効果はなかなかのようだ。


俺 「大都会だった!会社がある場所は田舎だけど
   生活するバンコクはデパートや食事する所が
   充実していて最っ高の環境だったよ!」

K美「楽しみぃ~!都会生活って憧れてたの!」

俺 「絶対に気に入ると思うよ!」


他にも色々見たこと聞いたことを一生懸命伝えた。
※もちろん夜関係は除く

タイ人ってね。。
『ロータス』って言うデカいスーパーがあってサ。。
タイ料理ってやっぱ基本的に辛かった。。
サービスアパートってホテルみたいだったよ。。
クルマで移動中に市場が見えたんだけど。。

どの話にもK美は笑顔で興味津々だ。


K美「早く行ってみたいなぁ」


そして肝心の家族の移住について話す。


俺「。。でもね、俺がバンコクでの生活に慣れて
  会社側が ’’もう心配ない’’ と判断した頃に
  家族を呼ぶのが通常の流れなんだって。。」

 「今までの例で言うとザクっと3ヶ月後みたい」


実はこの話が、半分 ’’本当’’半分 ’’嘘’’ なのだ。


確かに「家族の訪タイは3ヶ月後を目処に」と言われた。

しかし「ご家庭の都合もあるだろうから俺さんに一任

これが現地の親会社側の正式回答だった。


俺が仕事中の昼間は部屋で子供と2人きりになるため
タイ生活の初期段階は苦労するかも知れないが
’’俺が押し切れば初日から家族帯同も可’’ だったのだ。


なぜこんなことをK美に言ってしまったのかは
読者の方々はもうお分かりであろう。。

そもそも直前まで仮面夫婦をしていたのだから
そんな急に仲良くはやっていけるはずがない。


俺は久々のひとり暮らしでバンコクを満喫したかったんだ


気兼ねないマッサージパーラー生活?(笑)
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