前回の続き。。

駐在員として勤める予定の工場に到着。

まずは新工場の統括となる方にご挨拶。

親会社から駐在員として派遣された日本人である。


社長「お疲れ様です!よく来てくれましたね!」


社長は59歳との事だったがまだ若く見えた。

俺達の地元会社の社長とは大違い。

腐っておらず、目が活き活きとしているのだ。

この社長もまた命令で来てるであろうにも関わらず
面倒臭いとか嫌だと言う雰囲気が微塵も感じられない。

まぁ俺達を受け入れる立場の人間、しかも初対面で
「地獄へようこそ」とは言わないだろうが。。


タイに住むのは初めてだが長年行き来していると言う
この社長が公私ともに熱く語ってくれた。


近年、日系企業が次々にタイに進出してくる中で
どこにも負けない業界No.1の生産工場を作る!

これからのタイランドにどれだけ魅力があるか!

他に今後の高度経済成長、自分のタイ生活のことなど
俺達に心配をさせないよう詳しく説明してくれた。

質疑応答するなかで新工場での仕事は大変そうだが
俺達が中心となり新しく工場立ち上げを行う
大きな責任感や連帯感がこの時に生まれた気がする。


その挨拶のあとは、初期段階でメインとなる予定の
新しく採用したタイ人スタッフ数名と交流の時間。

もちろん通訳は「Yさん」だ。


タイ人 A「僕の名前はバンク(BANK)です」
タイ人 B「僕の名前はゴルフ(GOLF)です」


俺(バンクにゴルフ??なんだその名前は!?)


Yさん「タイ人は生まれた時にみんな親から
    ニックネームを付けて貰うんですよ」

俺  「は、はぁ。。」
   「じゃあ、お父さんがゴルフ好き?とか?」

Yさん「(笑)いえ、インスピレーションや
    呼びやすい名前が理由みたいですよ(笑)」

俺  「確かにバンク(銀行)が好きってのも
    なんかイヤらしいですよね(笑)」

Yさん「でも中にはビールなんてヤツも居ますから
    それは自分が好きだからでしょうね(笑)」


流石は外国。。まだ理解できないことも多い。。


こんな感じで何もかもが初体験のなか
予定通り視察スケジュールは進んでいく。


社員食堂(キャンティーン)での初昼食は
これぞ ’’ザ・タイ飯!’’ だった。

今でこそ日本ではガパオライスが有名だけど
この当時はタイ料理など全く知らなかったので
ステンレス製のトレイに作り置きしてあるソレを
平皿に乗せられたご飯に掛けて食べるだけという事に
抵抗はあったものの美味しく食べることができた。

値段も20バーツと破格で驚いたが、更に驚いたのは
ご飯を作っているのがオ〇マちゃんだったことw


しかしTVで見かけるような美しいタイプではなく
細身だが色黒で肌はカサカサのほぼほぼオッサンが
ロングヘアーで化粧をしているレベルw

しかしオッ〇イはしっかり大きめのが付いていたw


アメージングタイランドーーーッ!!


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